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ドルトムントの最大の問題はファブレ監督ではない

ローター マテウス氏は来季からドルトムントの監督が交代すると予想している。
ドルトムントではクロップのような監督を強く切望していると、『Sky』のコラムで書いている。
だが、そんな監督は存在しない。
「トゥヘル、ボス、シュテーガー、ファブレのいずれもが常にこの比較に耐えなければならなかった。だが、それがいつかパフォーマンスに影響を与えるんだ」と、マテウス氏は語っている。

マテウス氏はファヴレ監督に決定的な欠点があると見ており、「彼はバイエルンとの優勝争いにおいて必要となる、ビッグゲームでのポイントを獲得できていない」と指摘している。

バイエルンの8連覇はほぼ決まったが、『Bild』は「これは監督の責任ではない。経済的な差」だと報じている。

バイエルンの昨年度の収益は7億5000万ユーロだ。それに対してドルトムントは5億ユーロだ。
さらに大きな違いは、バイエルンは選手を売らなければならないというプレッシャーに晒されることがないということだ。それどころか、バイエルンは常にスーパースターを獲得してチームをさらい強化できる。例えば、ドイツ代表のザネ(マンチェスターC)だ。

ドルトムントのスカウトは極めて優秀だ。特に若い選手達にとって、ドルトムントは出世街道の最高峰となっている。
しかし、スター選手の獲得となると、チャンスはそれほど多くはない。
過去7年間でドルトムントは、レバンドフスキ、フンメルス、絶好調のゲッツェ、ムヒタリアン、ギュンドアン、デンベレ、オバメヤンを放出している。
そして今、またしてもサンチョやホーランをあとどれだけ留めておけるかが議論となっている。

おそらく、マテウスが推測するように来季は新たな監督となるだろう。
ファブレ監督はビッグゲームでポイントを獲得できていない。
しかし、新指揮官が誰であろうと、バイエルンに対抗する術をもっているかどうかは疑問だ。
バイエルンの財布の中身はあまりにも充実している。


【Source】6月2日、Bild


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