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5月9日から無観客でブンデスリーガ再開!?

ブンデスリーガ再開への希望の光がようやく見えてきた。

20日(月)午後に放送された『Bild』の特別番組で、ノルトライン=ヴェストファーレン州のアルミン・ラシェット首相とバイエルン州のマルクス・ゼーダー首相は、5月9日からのブンデスリーガ再開を支持していることを明らかにした。

ラシェット首相のコメント
「DFLのしっかりと考えられたコンセプトが前提条件となる。DFLが最近発表したものは、予防措置が講じられていることを示している。今季は観客が入ることはない。無観客試合でリーグを再開することができると想像している。(再開する日として)5月9日は考えられる日だ」

ゼーダー首相のコメント
「バランスをとるのは難しい。慎重にならざるを得ない。綱渡りの状態だ。我々は今、やりすぎないように、あるいは軽薄にならないように注意しなければならない。観客を入れての試合は全く考えられない。無観客試合も綱渡りだ。早ければ5月9日から、無観客でリーグを再開できるかもしれないということは考えられる。DFLの衛生指針に従えば、できると信じている。おそらく5月9日からだろう。サッカーのある週末の方が、サッカーのない週末よりもずっと耐えられる」
「地域の安全を確保しなければならない。テストをしなければならないし、人員も最小限に抑えられている。ロベルト コッホ研究所とイェンス シュパーン保健大臣が(DFLの実行プランに)事前に目を通すことが重要だ。パーセンテージは51対49といったところだ。選手に陽性反応が出たら、再び試合が止まってしまう」

ドイツ保健省のイェンス・シュパーン大臣のコメント
「全体的なコンセプトがあれば、確かに無観客試合での再開は可能性がある。感染のリスクを最小限に抑えることが重要だ。たとえ無観客のスタジアムであっても、何百万人ものサッカーファンのために、5月9日から再開することは正常化への第一歩だろう」

DFLザイフェルトCEOの反応は?

『Bild』の特別番組で語られた政治家たちの発言を聞いて、DFLのクリスティアン・ザイフェルトCEOは喜ぶと同時に警告もしている。

ザイフェルトCEOのコメント
「これらはポジティブなシグナルだ。ブンデス1部と2部にとって、重要な将来への見通しを与えてくれる」
「我々が提示したコンセプトは、まず医療に関する必要事項から始まっている。医療対策本部が、グループ練習からチーム練習、試合当日に至るまでコンセプトを練った。ピッチ上だけでなく、その周辺で起こることすべてに対してだ。綱渡りの状態だが、クラブが責任を持つことになる」
「政治は我々を信頼してくれており、我々と特に選手は今、ロールモデルとなり、この信頼に応えなければならない。これには衛生面での対策や、私生活での社会への模範的な行動も含まれている。特に規律を守ることが重要だ。クラブのためだけでなく、ファンのためにも規律を守ることが重要なのだ」
「(ブンデスリーガに特権が与えられることへの批判について)懸念を真剣に受け止めなければならない。ウイルスは多くの課題と関連している。我々は何週間も前から対応してきた。私自身、検査量や可能性のある抗体検査について、大手プロバイダーとは何週間も話をしてきた。我々は多くの専門家と話し、知識を得た。『ブンデスリーガで大量の検査が必要だから、本当に検査が必要な人々が検査を受けられなくなる』というようなことは決してない。ドイツには十分な検査キットがある。我々は特別な権利は期待していない」
「正直に言わなければならない。無観客試合を美しく語ることはできない。しかし、経済的にはブンデスリーガにとって唯一の選択肢だ。これによって、多くのクラブが救われている。もちろん、そのような試合は違うと感じているが、クラブの経済的基盤は支えられている。我々はただ我慢するしかない。私はすべてのファンにサポートをお願いしている」

33節から再開?

ブンデスリーガが5月9日から再開される可能性が浮上したが、シーズンがどのように続くのかはまだ不明だ。

遅くとも6月30日までにはシーズンが終了しなければならない。
26節から再開する案も考えられるが、33節から始める案もあるようだ。
『Bild』は、33節→34節から始めて、その後中断していた26節から順に行っていくプランを掲載している。

ザイフェルトCEOによれば、これらの問題については今後クラブ間で話し合う必要があるという。

しかし、厳しい要件があることも明らかになっている。
ラシェット首相もゼーダー首相も、今季はスタジアムに観客が入ることはないと強調している。
スタジアムの周辺にもファンが集まってはならいない。

バイエルンのルンメニゲCEOのコメント
「我々は絶対的な規律と模範的な態度で責任を持って対応する。DFLは一級品のコンセプトを作り上げた。それらを実現するために、特別な役割は望んでいないし、望んでいたわけでもない。スタジアム前にファンが集まることはないと確信している。呼びかけるだけではなく、我々はそれを防ぐ方法もわかっている」

ドルトムントのバツケCEOのコメント
「これは大きな信頼の前進であり、このような前進を与えてくれたラシェット首相とゼーダー首相には大変感謝している。サッカーは何百万人ものファンに人生の活力を与えるものである」

【Source】4月21日、Bild

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