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『AIRCROPS』デザイナーズノート#05 [アートワーク編 ②]
『AIRCROPS』のデザイナーズノートもいよいよ最終回の[アートワーク編 ②]です!アートワーク編の後半ではゲーム体験やテストプレイを踏まえた上でのアートワーク…というか、紆余曲折について書いていきたいと思います。
プレイヤーの手元にわくわくを。
『AIRCROPS』には空中での農作業をサポートしてくれる、いろんなタイプのサポートマシンが登場します。
野菜を収穫してプレイヤーシートが強化されていくと、手元に技術カード(マシン)が増えてゆき、賑やかになれば楽しいだろうなーと考えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717162783716-DelN9ZqAH0.jpg?width=800)
メインマシンに取り付けるタイプや、周りを浮遊するタイプ。畑に配置されているっぽいタイプなどさまざま。手元のマシンが増えることでメインマシンがアップグレードするようなイメージでサポートマシン的なモチーフを選びました。
すんなりモチーフが決まったような書き方をしましたが、実は開発初期のモックではサポートマシンではありませんでした…。
モチーフを何にしていたかというと、専門家を雇って仲間が増えていく設定で技術カードを作成していました。しかし、天空の畑の周りをぐるぐるしながら農作業するのに、雇った専門家はどこにいるの?(マシンに同乗?)という設定の不自然さがありという違和感があり、最終的にはサポートマシンへ変更…。
![](https://assets.st-note.com/img/1717162652047-1NYUsC23F8.jpg?width=800)
おっと、話が逸れてしまいました…。
テストプレイをする中での改善ポイントについて書かないと!
テストプレイを何度もする中で「公開条件の野菜」と「効果の対象となる野菜」が混在しやすく(作者の僕も何度も間違えました…)、最終段階で技術カードはレイアウトを少し変更しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717163773879-EFycrT9IDf.jpg?width=800)
テキスト背景の野菜アイコンが見づらいのが原因。
上記のモチーフやレイアウト変更以外でも、そもそもルールが二転三転したこともあり、何度も要素を変えたり、それにあわせてレイアウト変えたりと、技術カードはデザインに一番苦労したコンポーネントでした。
箱絵、なかなか決まらず。
箱絵の公開がクラウドファンディングのスタートギリギリになってしまったのは、なかなかアートが決まらなかった…というか決まっていたのですが、途中で気が変わって作り直したためです(自分が悪い…)。
てことで、他で公開するタイミングもないと思いますので、ここで変更前のアートを公開!
初期案は、天空をマシンが浮遊しながら農作業をしているようなイメージでした。
マシンと野菜、背景の水色だけだと少し寂しかったので、畑ボードで使用しているパターンも装飾で入れました。
まとまり感に欠けるかも、と思いつつ一旦完成としたのですが…やはり完成度が低く、後日不採用に
![](https://assets.st-note.com/img/1717164581566-EDmwkIBo9B.jpg?width=800)
続いて、第2案。
ゲームのコンポーネントを並べたら、かわいいのでは!?と思いついて制作した案です。初期案よりも気に入っていたのですが、クラウドファンディング直前で、気が変わってお蔵入り…。
一旦完成させたデザインを何度もやり直せるのは、自分でデザインする時の利点(逆にいつまでも完成しないという難点も)ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1717164693531-yYzGbplSjZ.jpg?width=800)
そして、最終案です。
初期案を元に、タイトルを立たせるシンプルな方向でアレンジしました。
背景の水色も全体のイメージにあわせて少しだけ淡くしています。
グラフィック寄りに調整したおかげで、まとまり感がでました。
![](https://assets.st-note.com/img/1717164763315-W0kiq9tQed.jpg?width=800)
過去のゲームはどれも共通なのですが、本当に箱絵は悩むんです…。
コンポーネントはゲームの機能の一部を担うので、テストプレイをするうちに必要な要素やレイアウトが固まってくるので悩むことは少ない気がします。
一方、箱絵は決まったサイズの中での自由演技。ゲームの内容を知らない人とはファーストコンタクトになる部分なので本当に悩ましいです…。
そして、ファーストコンタクトとか言っておきながらも、ゲーム内容が伝わりづらい箱絵にすることもしばしば(今作もゲーム内容が伝わらない箱絵に)。
インディーズレーベルだからこその自由!
ということで[アートワーク編 ②]も無事に終わり、これにて『AIRCROPS』のデザイナーズノートは終了です。
はじめてのデザイナーズノートにお付き合いいただき、ありがとうございました!
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![](https://assets.st-note.com/img/1717165340904-IiGJbKoha1.jpg?width=800)
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