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依存するのは悪いことじゃない

こんにちは、さいとです。

うつ病をきっかけに心理学を学び、自分や他人とのコミュニケーションについて発信しています。

今回の内容です。

何かに依存するのは悪いことだ


そうあなたが考えているなら、ちょっと考え方が変わるような話をしていきます。

あなたは「依存症」って言葉にどんなイメージをもっていますか?

おそらくですけど、あまり良い印象はないんじゃないんでしょうか。

薬物依存、アルコール依存、タバコ依存、恋愛依存。

これらは、いわゆる依存症と言われるものの代表例ですよね。

「精神的にも肉体的にも、悪い事を辞められないのが依存だ」

そんな風に思っているかもしれません。

僕も依存しすぎて心が壊れかけました


僕も昔、深夜に毎日いきなり家に来るアル中で喫煙者なメンヘラ女子と共依存になりかけて、心がボロボロになったことがあります。

もう4年近くも前の話なんですけどね。

なんか「この子には自分がいないとダメだ、この子のためなら何でもしてあげよう」って思ってしまって、自分を犠牲にして尽くしてしまったんです。

でもその時の体調は悲惨でした。

まず寝不足で頭が回らないし、その子に振り回されて自分の事も出来ないし、常にLINEチェックばかりしてしまう日々。

もはや自分の事なんて考える余裕はなく、常にその子のことで頭がいっぱいになって、何も出来なくなってしまいました

今みたいに

「まずは自分を優先して、あなたらしく生きていきましょう!」

なんて言っている状態とはまさに真逆。ゴリゴリの依存症でした。

結局その後は相手が自分から離れていって、今はほとんど関わることはなくなったんですけどね。

こんな風に極端に依存してしまうと、僕みたいに体調不良になったり、心が病んでくるのは事実だと思います。

なので極端な依存はバランスが崩れて、いわゆる「依存症」としてあなたの心を蝕んでいくことになってしまいます。

でもちょっと考えてみて欲しいんですが、

皆何かしらに依存しないと生きていけない

と思いませんか?

この前、こんなツイートをしました。

依存っていう言葉に対して、

「何かに頼らないと生きていけない状態」

というイメージをもってしまうと、「依存=悪い事」という感じになっちゃいます。

でも、「何にも依存せずに生きている人なんていない」と思うんですよね。

例えば毎日家族のために働いて、いつも仲良くご飯を食べて生活している家庭のサラリーマンがいたとします。

このサラリーマンは家族がいないと生きていけないと感じていて、全力で仕事に取組み、家庭のためなら何を投げ出しても良いと思っています。

これって自分の家族に依存してると思うんですけど、別に悪いイメージはありませんよね?

むしろ良いイメージを抱くんじゃないでしょうか。

そもそも依存という言葉の意味って

他のものにたよって成立・存在すること。

ですからね。何かに頼るのは悪い事じゃないし、むしろ生きていく上では欠かせないものだと思います。


何かに依存することで心の支えが生まれるんですよ。


なので依存することを悪い事だと思っている場合は、

依存じゃなくて「頼っている」と考える

ことが重要です。

あなたの生活にとって必要なものを頼りにして、それによって生活が成り立っている状態。

これは全然悪い事じゃありません。

ただ最初にも話したとおり、何かに極端に依存してしまうと、そのことしか考えられなくなってしまいます

これがいわゆる依存症というやつで、最初は何となく頼りにしていたものが、いつのまにか生活の全てになってしまう状態です

僕が昔メンヘラな女の子と関わっていた時もそうでした。

最初は少し仲良く話すくらいで、一緒にいると楽しいなーって思ってただけなんですけど、段々常に一緒にいないと不安になってきたんですよね。

いつの間にか毎晩泊まりに来るようになって、そこからは大変な生活のスタートでした。

この「生活の支えとして頼っていたはずが、いつの間にかそれだけしか考えられなくなる」状態がマズいんですよね。

「依存先を頼りにして生活を豊かにする」状態から「依存先がいないと生活が成り立たない」状態になってしまうのが危険なんです。

そうなると依存症に突入してしまいます。

じゃあどうすれば良いんだって話なんですけど、最大の問題は

一つだけに集中するからバランスが崩れる

ってことです。

ツイートでも書いたんですが、「たった一つのことだけを頼りにする」と、「頼っているものが無くならないか不安になる」というパターンにはまることになります。

なので生活の支えになるものを複数持つのが大事なんですよね。

仕事仲間、ママ友、社会人サークル、勉強会、SNSのコミュニティ、家族。

日常には色んな繋がりが溢れています。

その繋がりを複数持てば、「特定の何かに依存しすぎて不安になる」ということは避けられます。

ちょっと非道徳な言い方をするなら「もし無くなっても代わりがいるからなんとかなる」って思っちゃうことです。

もちろん「人間関係なんて代わりはいくらでもいる」なんて言いたいわけじゃないですよ。

依存しすぎるのを避けるために、特定の物、人を過度に頼ったりするのを辞めましょうって話です。

それに本当に心から頼りにできる人は貴重なので、絶対に大事にするべきです。雑に関わったらいつか後悔するかもしれません。

でも一人だけに依存すると依存症になる危険があるので、頼れる人は複数いた方が安心できます。


「そうはいってもそんなに頼れるものなんて無いよ!」


という批判の声が聞こえてきそうなので、まず何をしたら良いのかってことですが、それは

興味を広げて依存先を増やす

ということが解決策になると思います。

普段やらないようなことに興味を持つと、今まで知らなかった価値観に触れることが出来ます。

そしてその興味が広がれば、全くタイプの違う人と繋がることになり、そこから良い出会いがあるかもしれません。

今の興味の延長線上では、似たような出会いしか生まれないんですよ。

だからこそ、今までと少し異なるものに興味を持つことで、頼れるものが増えていくんだと僕は思っています。

依存するのは悪い事じゃないけど、一つに極端に依存しちゃうと危険。

だからこそ繋がりを広げて、良い出会いを増やしていきましょうねという話でした。


最後まで見て頂いて、ありがとうございました。
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