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目標ぎめで意識したい「先行指標・遅行指標・健全性指標」

こんにちは。クックパッドのたべドリで色々やっているしげたです。今年からアプリのプロダクトマネジメントを担うようになりました。

最近、今期の目標を考えていたので、それにあたって意識したことを書いてみます。

🎯最終的な目標はだいたい遅行指標

Webサービスやアプリだとユーザー数や継続率などが目標になりがちです。もちろん、サービスの性質によっては課金しているユーザー数をみる、解約率をみる、PMFをアンケートで測ってそのスコアをみるなど、色々あるでしょう。

では、これらの数値をあげるために何をしたら良いでしょうか。色々なアイデアがでてくると思います。色々でるとチーム全員が1つの方向をむいて、フォーカスして取り組むが大変です。

ユーザー数や継続率などの指標は、何らかユーザーの行動が変わった結果として、変化するものです。遅れて変化するので遅行指標といったり、結果指標ともいいます。

📈遅行指標を上げるための先行指標は何か

遅行指標につながる指標を先行指標(あるいはプロセス指標)といいます。例えばnoteのようなブログサービスをイメージすると、継続率をあげるためには投稿数やスキの数を増やすと良いのではと仮説をたてることができます。

リサーチの結果をもとに、どの指標にフォーカスすれば最も効果があがるかを特定するのが重要です。(サラッと書いたけど、これが1番難しい)

もしやっていてなんか違うかもとなったら、期の途中でも変えたほうがいいと思います。目標は決めるのも大事だけど運用も大事で、実態にあわせて変えないと形骸化するので。

😵‍💫とはいえたくさん見たい指標がある

例えば先行指標として、登録初日に投稿した新規ユーザーの割合を見るとします。ただ、1回投稿しても継続しなかったら意味ないので、投稿の継続率も大事そうです。他にもスキの数も大事そうだし、プッシュ通知の施策を色々やりたいから、通知の許諾率も大事そう・・・、開発的には障害の数も少なく抑えたい・・・と考えるとキリがありません(笑)

基本的には、最も大事な1つの指標にフォーカスした方が良いと思いますが、変化をwatchして、もし下がったら対策が必要なものは、健全性指標として追うとよいでしょう。
※健全性指標については、OKRの本を参考にしました。

目標は理想と現実のギャップなので、すでに理想に近いものを目標とする必要はありません。

理想とはなれた指標がたくさんある場合は、1つを改善すれば他もいっしょに改善されるようなレバレッジの効くポイントに絞るのが重要です。

おわりに

↑の記事は定性よりの内容でしたが、今回は定量よりで書いてみました。どっちの視点も大事ですが、数字を追うと個別最適になりがちなので全体最適の視点は失わないでいきたいですね。

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