君はロックンロールは好きですか
「君はロックンロールは好きですか」
Beat kill you.
Groove revive you.
(ビートはあなたを殺してくれるし
グルーヴがあなたを甦らしてくれる)
いつもと変わらない街の片隅で。
桜が散っていく中、思うこと。
何をエネルギー源にして、
何を理由に、こんなに咲いたり、
散ったり繰り返すかなぁと。
昔さ、よく桜の下には、
人が埋まってるとか言うたもんですが、
それが骸であれ、なんであれ、
見えない土中には
堆積したさまざまなエネルギーが溜まっていて、
また、幹や実や花や葉になってを繰り返し…、
グルングルンと音に現れない音をあげて循環しているんでしょうなぁ。
ああ、声なき声あげ続けては
細かな振動や共鳴をグルーヴィマシーン。
それは例えば、我々もまた同じ。
我々の足元には、
山ほどの我々自身の骸や失敗や過ち、
罪穢れが土中で堆積されている。
それをエネルギーにできたらいいよねぇ。
※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※
あの日の悔しかった涙
震わせた想いは、
時を経て今
自分自身に足蹴にされているのか?
それとも
自分自身を支える土台となっているのか?
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あの頃はできなかったこと
無理だ…と膝をついたこと
誰に負けたわけでなくとも
心が荒んだ時のこと
自分で帳尻合わすように
自分を慰めるように
今だからできること
今はもうできること
誰との勝ち負けではなく
こつこつと積み重ねるように
自分の帳尻が合ってくる
自分をつくりだす
※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※
あの頃はできなかったこと
あの時諦めたこと達が、
今、足元で
脈々と震えて
こうして発現しては、
また
その繰り返し
グルングルンと音なき音
そんな私やそんなあなたが
今、こんな街の片隅で。
※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※
Beat kill you.
Groove revive you.
(ビートはあなたを殺してくれるし
グルーヴがあなたを甦らしてくれる)
「君はロックンロールは好きですか」
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