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第22節 アルビレックス新潟 vs サガン鳥栖

今節はアウェー新潟戦です。
開幕戦で逆転負けを喫した相手ですが、リベンジとなるか?


試合前データ


指数一覧 ※データ元 Football LAB

新潟の特徴はポゼッションサッカー。これは普段からJリーグを見ている人に認知されていると思います。やはり自陣・敵陣共にポゼッション指数が高いです。前節終了時点で3位のガンバ大阪も敵陣でのポゼッションを重視するチームですが、新潟の方が高い指数を示しています。
この違いを指数から説明すると、新潟は敵陣でボールをロストしてもカウンタープレスを発動し、敵陣内でボールを即時に回収していることが要因でしょう。

よって、今節はこのカウンタープレスが発動された時に、鳥栖が素早くネガトラできるか、あるいはカウンタープレスを躱して鳥栖のカウンターが炸裂するかが見どころとなり、面白いゲームになりそうです。




フォーメーション

フォーメーション ※データ元 Yahoo!スポーツ

4-2-3-1のミラーゲーム。
新潟はポゼッションサッカー且つカウンタープレスを特徴としているため、ハイプレスを敢行してくると予想されます。鳥栖は最終ラインでボールを奪われないように注意が必要です。前節のように、ヒアンを狙ったロングボール(セカンドボールは日野かボランチ)、または富樫を狙ったボールでも良いでしょう。その際は、新潟ボランチの脇に富樫がポジショニングするなど、戦術を持っていた方が効果的です。

ここまでプレビュー(7/6 18:07)
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前半トスタイム

その名の通り、前半は鳥栖の時間でした。もちろん新潟も同点に追いつくなど反撃しましたが、前半は主に鳥栖がボールを保持し、結果的にリードする形で終えました。

富樫:プレス 原田:インターセプト(12分)

試合前の予想とは異なり、鳥栖は前半にハイプレスやミドルプレスを敢行しました。図の通り、富樫のプレスによって中途半端となったパスを原田がインターセプトし、そこからカウンターを繰り出しました。
この場面ではゴールには至りませんでしたが、その後のCKから先制点が生まれています。富樫がパスコースを限定するプレスをかけた結果と言えます。「どうやってボールを奪うか」が明確でした。

その後も鳥栖はミドルサード付近でボールを奪う場面が多く見られ、横山の追加点も生まれました。




後半ニイガタイム

逆に後半は新潟が主導権を握りました。特にメンバーを4人入れ替えてからは、新潟のパス交換がうまく回り始め、そこからサイドへ展開し、ファイナルサードへ持ち込む場面が増えました。クロス数も増えましたね。
スコアが3-4となった後、鳥栖は終盤に5-3-2にシステムを変更。最後はなんとか凌ぎ切り、今シーズン2回目の連勝を果たしました。




試合を終えて

ポゼッションサッカーに戻るのかと危惧していましたが、ハイプレスからのカウンターや、ビルドアップは無理せずロングボールも織り交ぜていました。
後半はプレスの頻度・強度が下がりましたが、それでも鳥栖らしいサッカーだったと思います。後半の守備、5バックはまだ浸透していないように見えるので、その整理が必要です。また、4バック時の守り方(CBが引っ張り出された時など)が明確になれば、今後も勝ち点を積み重ねることができるのではないかと期待できる一戦でした。

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