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PPOS法

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

不妊治療で近年よく用いられる排卵誘発法に「PPOS法」があります。プロゲスチン=黄体ホルモンを併用して排卵を抑制しながら排卵誘発を行います。

「アンタゴニスト法」か「PPOS法」のどちらかで排卵誘発を行うことが多いようです。

多嚢胞卵巣症候群で卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクが高い場合には第一選択です。

月経開始3日目を目安にFSH または hMGの注射と黄体ホルモンを内服して卵胞を育てます。FSH値やE2値をみながら調節をすることもあります。クロミフェンなどを併用することもあります。

卵胞の大きさが18mm前後、E2値が200〜250pg/mL以上になったら、卵を成熟させるトリガーとしてhCGの注射(OHSSのリスクがある場合は点鼻薬)を行います。その後36時間を目安に採卵します。

PPOS法は

①安価
②使用する注射が少ない
③OHSSリスクを減らせるが減る

上記のメリットがありますが、黄体ホルモンを使用するため、高温期のホルモン状態になってしまい、新鮮胚移植できず全胚凍結になる点がデメリットです。

それぞれの排卵誘発法にはメリットとデメリットがあります。自分自身にあった排卵誘発法を選ぶことがとても重要です。

病院での治療を成功させるためには漢方も取り入れてみてください。

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