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みなさん、こんにちは。
6月18日、はじめて迎えたオープン初日。いろいろ準備が間に合っていなかったり、慣れないお客様対応、ハラハラ・ドキドキでしたが、それからあっという間の2か月。その間、来園者のみなさま、地元自治体、地域の方々に支えられ、無事にブルーベリーシーズンを終えることができました。ありがとうございました。
来園者のみなさまからは、ご意見や質問をたくさんいただきましたので、今日はその中からいくつかお答えしたいと思います。

Q:33種類のブルーベリーを育てているそうですが、おすすめの品種はありますか?
A:難しい質問ですね。大粒/小粒、甘い/酸味が強い、香りや歯切れ、色々好みは分かれると思います。
そこで来園者の方につけてもらったブルーベリーランキングを発表します。

「すごく好き」「好き」な品種に投票してもらいましたが、集計した結果は次のようになりました。
 第1位:パウダーブルー
 第2位:レガシー
 第3位:ブライトウエル
でも、得票数が少くとも美味しい品種はあります。個人的な好みでは“ヌイ”が好きですが、人気はいまひとつ。なぜかなと考えたところ、ちょうど梅雨時に食べごろを迎えたので、味わった人が少なかったのかなと思っています。訪れる時期によって、違う味わいを楽しめますよ。

Q:ブルーベリーにタネはあるの?
A:意識している人は少ないと思いますが、タネも一緒に食べています。輪切りにすると、こんな感じでタネが入っています。

一つの実に2mm程度のタネが10数個入っています。拡大すると、表面はデコボコしてますね。

Q:自然が豊かですが、周りにはどんな動物がいますか?
A:昼間は隠れていてめったにお目にかかれませんが、夜になるとたくさんの動物が訪れます。イノシシ、シカ、タヌキ、キツネ、アナグマ、アライグマ、時にはサルを見かけることもあります。
幸い今のところブルーベリーには被害が出ていませんが、周りの畑では、イモを掘り返されたり、苗木の葉っぱを食べられて全滅する被害が出ています。

Q:鳥の被害はありますか?
A:鳥の“食害問題”。これは前々から心配の種でした。ご近所の方に聞くと
「ヒヨドリが群れ出来て、全部食べちゃうよ」「ネット張らなくて大丈夫なの」
と心配されます。ネットを張ることも検討したのですが、色々制約があり、簡単には張れません。結局有効な対策を見いだせないまま開園を迎えてしまいました。
さて結果は?
近くの森にすみ着いているヒヨドリが数羽でやってきたり、スズメが来てついばむ被害が出ましたが、大きな被害にはなりませんでした。
実は、鳥追いロボットを開発している建設環境研究所様がSBGのフィールドに関心を持たれ、周辺の鳥の生態調査と鳥追いロボットの検証試験を実施しました。ここではスペースも限られているので、別の機会に紹介したいと思いますが、ヒヨドリの侵入ルートや活動時間など、興味深い結果が得られています。

Q:ブルーベリーのシーズンが終わったら来年まで休園ですか?
A:いえいえ。秋冬のイベントを企画中です。秋になったらキノコが採れるし、ブルーベリーを使ったスイーツ作りも楽しそう。また、ブルーベリーやハチミツのギフトも計画しています。
今年のブルーベリーは全体の半分しか収穫しませんでしたが、来年は今年の倍になります。これからブルーベリーは体に栄養をため込む時期になります。来年に向け、しっかり育てていかなければなりません。そして、ブルーベリー以外の果樹やショウガやニンニクなどの栽培にもチャレンジしていきます。畑づくりや農園整備、これからもやることはたくさんあります。是非皆さんにも参加いただき、一緒にさがみこベリーガーデンを作っていきたいと考えています。

(2022.6.27 小林 孝)

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