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SBGスタッフブログ【毎週土曜更新】

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SBGのスタッフ4人が毎週書いたブログをまとめています。
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#山川陽一

さがみこベリーガーデン、プレ会員募集中!!

さがみこベリーガーデンは相模原市で初となる農業と太陽光発電のハイブリッドによるソーラーシェアリング型のブルーベリー観光農園です。 現在養液ポット栽培で33種類・1000本以上のブルーベリーを育てています(今後は50種類まで拡大) 私たちは、中山間地の集落で耕作放棄地を借りて再生し、農園を営んでおります。地域に配慮しつつ、コロナ禍にあっても、密を避け、大切な人とゆっくり楽しんでいただくため、完全予約制・会員制農園としています。 現在、2022年6月OPENに向けて「プレ会

地球温暖化とニッポン

エエーッ!まだ2月だというのに数本のブルーベリーが満開に花を咲かせました。昨年は熟すのが早く、開園日を1週間早めたのですが、今年はどうなるでしょうか。 毎年日本穀物検定協会がお米の食味格付けを実施していますが、2023年度は米どころ新潟県産で特Aにランクされたのが2種(22年度は7種)だけで、北海道の3種、山形県の4種に及ばなかったことが話題になっています。 私たちさがみこファームで今年新しくワイン用ブドウの試験栽培を始めるにあたり、山梨や長野の産地視察に行った時のことで

春よ来い!

早いもので、さがみこファームを設立してもうすぐ5度目の春がやってきます。どうか今年はいい春になりますように! この5年間、本当にいろいろなことがありました。今でこそいっぱしな顔をしていますが、農業にド素人の私たちがよくぞここまで来たなと思います。いや、ド素人だからこそ出来たのかもしれません。なまじ知識や経験があったらとても怖くて踏み出せなかったことを平気でやってきたのですから。 耕作放棄地を前にして 5年前、この地に足を踏み入れたとき、背丈をはるかに超える雑草に覆われた

私の原点 ー昭和13年生まれのつぶやきー

■太平洋戦争(指導者の資格)  私は昭和13年9月新潟県長岡市で生まれました。戦争の悲惨さをからだで知っている最後の世代ではないでしょうか。  長岡は真珠湾攻撃を指揮した連合艦隊司令長官山本五十六の生誕の地でしたから、太平洋戦争末期、アメリカ軍に爆撃されるのは時間の問題でした。爆撃を食らったとき重要施設への延焼を防ぐため周辺の家屋は次々と取り壊され、住民は強制疎開させられました。そんなわけで私は小学校1年の1学期を長岡市で、2学期が疎開先の塚山村(今の長岡市越路町)で過ごし、

ひと夏を終えて

暑い夏だった。 まだ5月だというのに連日真夏を思わせる日差しが降り注ぐ。ブルーベリーの熟期も例年より前倒しになると読んで当初予定していたグランドオープンの日を1週繰り上げて6月10日のスタートになった。 昨年はプレ⁻オープンという形で農園の半分を開放してのトライアルオープンだったが、今年は植栽したブルーベリー全数の収穫が可能になることから全エリア解放のグランドオープンである。 事業を立ち上げて4年、幾多の難関を乗り越えて迎えたグランドオープンは感無量だった。 かなりしっかり

SBGに拡がる非日常の世界

「あなたはなぜ山に登るのか」 「そこに山があるから」 Why did you want to climb Mount Everest? Because it’s there.(原文) これは1920年代、国威発揚をかけたイギリスのエベレスト遠征隊に隊員として3度参加し、3度目の挑戦の後行方不明になったイギリスの有名な登山家ジョージ・マロリー(1924.6.8or9没37歳)の名言(迷言?)としてニューヨークタイムスに掲載されたものです。わかったようでわからないような問答です

やりたいこととやるべきこと

日本中を熱狂させたWBCが終わって1か月が過ぎ、今なおあの余韻が残っている。SAMURAI JAPANのメンバーは輝かしい成果を胸にそれぞれの所属チームに戻り新しいシーズンを迎えている。 “絵に描いたような”とはまさにこういうことを言うのだろう。これ以上のストーリーはアニメにもないと言われる活躍だった。巷の1ファンとして長年野球を見てきた自分としてもこんな大きな感動を与えてくれたJAPANに感謝である。シリーズを通しても、チームとしても、選手たちや監督個人としても、どの切り口

再びSDGsについて

昨年4月、私はこのブログで “SDGs未来都市相模原とさがみこファーム” と題する一文を書きました。 今回、相模原市発行の小冊子「さがみはらSDGsまなべるマップ」 の1サイトとして私たちの農園が取り上げられることになったのを機に、SDGsについて再度考えてみたいと思います。(2023年3月11日 山川陽一) 早いもので、株式会社さがみこファームで「さがみこベリーガーデン」の事業化に取り組んで4年になろうとしています。 この間、特段SDGsを意識してやってきたきたわけで

カーボンニュートラルの担い手ソーラーシェアリング

近年、太陽光発電に対する悪評があとを絶ちません。 3.11、東京電力福島第一原子力発電所の事故を契機に、化石燃料や原子力発電に依存しない再生可能エネルギー産業の育成が叫ばれ、2012年から国により電力固定価格買取制度(FIT)が施工されました。 ひとくちに再エネといっても水力、地熱、風力、バイオマス、太陽光発電等いろいろありますが、中でも、太陽光発電は、規模の大小を問わず設置できることや、工期が短く、事前調査や許認可手続きも簡便なことから、再エネ=太陽光発電と言われるくらい

パタゴニアとさがみこファーム

みなさん、パタゴニアという会社ご存知ですか。アウトドア派なら一度は着てみたい、使ってみたいと思うアウトドアグッズのメーカーです。 と言っても、私はパタゴニア社の回し者でも何でもありません。 パタゴニアは、Columbia、The North Face、K2、mont-bell等々、数あるアウトドアブランドのひとつなのですが、いまここでわたしが敢えてパタゴニアを取り上げたいと思った理由は、パタゴニアの創業者であるイヴォン・シュイナード氏が先日「地球が私たちの唯一の株主」と題する

私のさがみこベリーガーデン~未知の世界への挑戦~

山川陽一 当年とって84歳。㈱さがみこファーム取締役 (管理・営農担当) 今回は「さがみこベリーガーデン」にかける私個人の想いについてお話しさせていただきたいと思います。 株式会社さがみこファーム(山川勇一郎社長)は、令和元年5月、日本国の新元号発足と機を同じくして設立されました。会社設立以来、相模原市緑区青野原で太陽光発電と農業を組み合わせたソーラーシェアリングによるブルーベリー農園事業を立ち上げる準備を進めてきましたが、丸3年を過ぎた本年6月『さがみこベリーガーデン

SDGs未来都市・相模原とさがみこファーム

相模原市は2020年度に日本のSDGs未来都市のひとつに選ばれました。 SDGs未来都市は、国がSDGsを推進するため優れた取組みを提案した自治体に対して指定するもので、2018年度から2021年度までに全国で124の都市が選ばれています。 相模原市のホームページを見ると、SDGs未来都市とは「SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組みを推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都

若いちから

バブル経済が崩壊して30年が経つ。 当時の日本は高度経済成長末期で株価が高騰し地価も異常な高値をつけた。高値が高値を呼び、ゴルフ場の会員権が億を超えるところもザラで、小金井カントリーなどは1990年代初めには4億円を超えた。そんなバカげた高値が成り立つということはそれでも買い手がついたということだ。 日本全体が浮かれていたのだと思う。いわゆるマネーゲーム。実態経済が一気に5倍10倍になるわけはなく、やがて膨らんだ風船玉がはじけて、長期低迷の時代に入る。そのあと、国も本質を見据

“あの山越えて” 歩いてきました

若いころ社内大会のラグビーで股関節を骨折した個所が経年劣化で痛み出して最近は農作業が思うようにできなくなりつつありました。このままだと動けなくなるのは時間の問題です。みんなにも迷惑がかかります。 何としてももう一度しっかり動けるからだに戻ししたい。 一昨年(2020年)10月末、私は人工関節の手術をすることに決めました。大決心でした。 あれから1年が過ぎ、今は、農作業だけでなく軽いハイキング程度なら好きな山登りも再開できるまで回復しました。 さがみこベリーガーデン(SBG)