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SBGスタッフブログ【隔週土曜更新】

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SBGのスタッフ4人が毎週書いたブログをまとめています。
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#さがみこファーム

さがみこベリーガーデン、プレ会員募集中!!

さがみこベリーガーデンは相模原市で初となる農業と太陽光発電のハイブリッドによるソーラーシェアリング型のブルーベリー観光農園です。 現在養液ポット栽培で33種類・1000本以上のブルーベリーを育てています(今後は50種類まで拡大) 私たちは、中山間地の集落で耕作放棄地を借りて再生し、農園を営んでおります。地域に配慮しつつ、コロナ禍にあっても、密を避け、大切な人とゆっくり楽しんでいただくため、完全予約制・会員制農園としています。 現在、2022年6月OPENに向けて「プレ会

動物愛護というけれど

 最近農園にサルが出没して大騒ぎになっています。地域の方々の畑でも被害が頻発し、市の鳥獣害対策の部署にお願いしてサル対策の講習会を開き、追い払い用の音響花火の配布をしてもらいました。打ち上げると3連発で大音響が鳴り響きます。ただ、最初は効き目があってもすぐに慣れてしまい効果も限定的だと聞きます。先日、長野県安曇野市に住む知人に電話した際この話題になり、安曇野でもかねてからサルの被害が甚大で、サル追い払い隊を編成して対策にあたっているそうです。花火も使っていますがすぐ慣れてしま

さがみこベリーガーデンで夏休みの自由研究をコンプリートしよう!

まだまだ暑い日が続きますね~~。 さがみこベリーガーデンのスタッフたちは既に真っ黒に日焼けしています。それでも農園は、太陽光パネルがあることで日陰で直射日光が遮られ、暑さがだいぶ軽減された中でブルーベリー狩りを楽しむことができます。 これがさがみこベリーガーデンの大きな特徴で、来園された方にはすごく好評です。(ブルーベリー狩りは8月末まで。平日もOK ※要予約) さて、夏休みの自由研究はもう終わりましたか? 「そもそも何を題材にしたらいいのか迷う。。」という相談をさが

#自然界隈

先日、青山学院大学で地域共生を学んでいる学生さんたちが、授業の一環として農業体験にやってきました。ポットの清掃やニンニクの根切り作業などを手伝ってもらいました。その時、さがみこベリーガーデンの印象を聞いたところ、「ここは自然界隈ですね」と話していたのを聞き、面白い表現だなと感じました。今日は、さがみこベリーガーデンの自然界隈を紹介したいと思います。 ■緑に囲まれた隠れ家的スポット 都心から車で1時間。相模原の津久井から山中湖に抜ける国道413号線(通称:道志みち)から細い

夢の新発電所”SO.LA.MI♪”誕生!!

 今春、さがみこベリーガーデン(SBG)の片隅に新しい発電所が誕生しました。  生活クラブ生協と共同開発したふたつの小さなソーラーシェアリング発電所です。名付けて“SO・LA・MI♪”  一見既設のソ―ラーシェアリングと何も変わっていないように見えますが、実は小さなからだに未来につながる大きな夢が詰め込まれた発電所なのです。  ひとつ(以下、K発電所と呼称)は北西奥の森の陰にひっそりと建てられています。(※トップ画像)  ここで発電したでんきは全量生活クラブエナジーが買

これまでの4年間、そしてこれから

いよいよ6月10日、グランドオープンを迎えます。 思い返せばこの地で事業を始めてから4年が過ぎました。短いような、長いような4年間です。 振り返ってみると、武漢で原因不明のウイルス性肺炎が発生したことを中国が発表したのが2019年12月、私たちが事業を立ち上げて半年後のことでした。コロナに翻弄された4年間ですが、コロナ前と比べ、世の中随分変わったなと思います。 例えば、リモート会議。以前ならアプリが入っていない、機材がない、など面倒でしたが、今ではみんな気軽に行っています。テ

来るべき戦い

「来た、食われた、呆然とした」 昨年は惨敗でした。 ヒヨドリの群れがやって来たのは、6月の下旬のこと。 せっかく実ったブルーベリーが食べつくされてしまいました。 もちろん手をこまねいたわけではありません。いろいろ試しました。 ■テグス 糸が羽にひっかるのを嫌がって避けるようになると言われますが、ヒヨドリには効果はありませんでした。 ■キラキラテープ 全然効果なし ■爆竹 鳴らした時は驚いで飛び去りますが、すぐに戻ってきます。 ■人間 人がいれば逃げるかと思いきや、そんなこ

【農園長おススメ!】ブルーベリー品種5選(6月上旬~中旬)

こんにちは。さがみこファーム代表の山川です。 さがみこベリーガーデン(SBG)の2024年シーズンがいよいよ6月9日(日)にオープンします!! SBGでは、36種類のブルーベリーが食べ放題なんですが、季節によって食べられる品種が違います。6月は夏休みに比べ、比較的お客さんが少ないのですが、この時期の品種には特徴的なものが多く、来た人の満足度はすごく高いです。狙い目ですよ! 36種類、というと、普通の人は「え?ブルーベリーって、そんなに種類あるの?」という反応がほとんです。

いよいよ始まります!!

2024年6月さがみこベリーガーデンの2年目のシーズンがオープンします! 栽培は4年目、年々たくさん採れるようになるだけでなく、おいしさにも磨きがかかってきています。2024年シーズンは昨年以上に期待ができますよー。今日はそんなブルーベリーについて少し。 おいしいブルーベリーができるためのてまひまブルーベリーの収穫時期は神奈川県相模原市では6月~8月の3か月間です。 この短い時期においしい実をつけるために、いろんなことをやっています。 ①7,700分の剪定 さがみこベリ

地球温暖化とニッポン

エエーッ!まだ2月だというのに数本のブルーベリーが満開に花を咲かせました。昨年は熟すのが早く、開園日を1週間早めたのですが、今年はどうなるでしょうか。 毎年日本穀物検定協会がお米の食味格付けを実施していますが、2023年度は米どころ新潟県産で特Aにランクされたのが2種(22年度は7種)だけで、北海道の3種、山形県の4種に及ばなかったことが話題になっています。 私たちさがみこファームで今年新しくワイン用ブドウの試験栽培を始めるにあたり、山梨や長野の産地視察に行った時のことで

【レポート】ソーラーシェアリング発電所「SO・LA・MI♪」竣工式&ワイン用ブドウ植樹体験イベントを開催!

2024年3月30日、晴天の、初夏のような汗ばむ陽気の中、新たなソーラーシェアリング発電所2基の竣工式とワイン用ブドウの植樹体験イベントが執り行われました。 本発電所は生活クラブ神奈川、生活クラブ東京、さがみ生活クラブ、たまエンパワー、さがみこファームの共同プロジェクトの記念すべき第1・2号であり、その門出を祝して、関係者・スタッフ・来賓含めて100名もの方にご参加いただきました。 今回のプロジェクトは、次の時代のソーラーシェアリングのモデルを目指し、コーポレートPPA、

ソーラーシェアリングを描く

これは、『デザインのデザイン』という本のまえがきです。 この本自体はデザインを通した世界とのかかわり方を示唆するもので、この本でいうデザインとは、気にも留めていないような事柄から何かを浮かび上がらせ、生活を豊かなものへと変容させるきっかけ、というようなイメージでしょうか。 このまえがきを読んではっとさせられました。ここの所悶々としていたことの答えのきっかけが見つかりました。みなさんはソーラーシェアリング(太陽光発電でもよいです)を描けますか?実際に紙にデザインできるでしょう

新たなソーラーシェアリングが始動

新たなソーラーシェアリグ発電所の建設が2月から始まり、先日工事が完了しました。 さがみこベリーガーデンでは既に4基の発電所が稼働していますが、今回5号機、6号機の2基の発電所が完成しました。 新発電所のキーワードは、「Non FIT、オフサイトPPA」です。 「Non FIT」:FITは使いません。 「オフサイトPPA」:ソーラーシェアリングの課題の一つに、農地では電気の需要がほとんどないため自家消費できず、発電した電気を離れた消費地へ届けなければならいという問題があります

春よ来い!

早いもので、さがみこファームを設立してもうすぐ5度目の春がやってきます。どうか今年はいい春になりますように! この5年間、本当にいろいろなことがありました。今でこそいっぱしな顔をしていますが、農業にド素人の私たちがよくぞここまで来たなと思います。いや、ド素人だからこそ出来たのかもしれません。なまじ知識や経験があったらとても怖くて踏み出せなかったことを平気でやってきたのですから。 耕作放棄地を前にして 5年前、この地に足を踏み入れたとき、背丈をはるかに超える雑草に覆われた