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できること?やりたいこと?

自分でいうのもなんだけど、
私は割と小器用なのです。
大概のことは、合格点くらいにはこなせる。
コミュニケーション系以外は…。

そんな私が、某ビジネススクールを経て
副業をやっていたある日のこと。
スクールのコンサル、
というか面談を受ける機会がありました。

あ、そうそう。私、副業やってたのです。
まさか社長を任されると思ってなかったので。
収入とスキルの幅を増やしたい、と思ってたのです。
んでもって、そのころのお話です。

面談は主にお仕事の今後の方向について。
私としては
「アレをやってみたい。この技術を身に着けたい。」
自分の気持ちを伝えてみました。
その時に言われたのが、

「それってやりたいことですか?」

はい?!
それまでの私は「できることを増やす」
という発想しかなかった。
できることが増える=仕事が増える。
だからニーズの多いスキルを学ぶことをめざしていた。

だって仕事って「できるorできない」じゃない?!
やりたいかどうか、って考えたことが無かった。
というか、「やりたい」なんてそっちのけ。

そもそも、やりたいやりたくないで
仕事って選べるの?!
そんな考えすらなかったわ。
振ってもらった仕事は断らない、というか断れない…。
自分の気持ちなんてそっちのけ。

言われてみて、今までを振り返ってみると、
実は苦手だった、って仕事もちらほらある。
それでもそれなりにこなせてしまうので、引き受けてきたんだけど。
そういうのって、気づかないうちに「苦手」が蓄積していくのね。

でも「仕事なんだからツライときもあるよね」って思って。
結果、限界まで溜め込んで「もうダメ」みたいな。
幸い限界超えるまでには至らなかったけど。

だいたい、やりたいことをやる、って
そんなわがままで、いいの?
そう思ってた。

それでいながら一方では
「自由な働き方」を求めてたりする。
そんな矛盾の中にいたんですなぁ。
そりゃ、この歳まで迷うわけだ。

思い返せば幼少期から、誰かに「正解」を
押し付けられてきたように思う。
自分の意見があっても、結局訂正させられるから、
主張しなくなっていったんだよね…。

いつのまにやら、
周りの人の希望に合わせるようになってた。
…なんて昔の話に引っ張られてばかりでも、
前には進めませんからね。

この面談を機に、自分と向き合って
「やりたいこと」をちゃんと
見つめていくことにしました。

そんな、「やりたい」と「やりたくない」を
意識するようにしてから、しばらくしたある日のこと。
奥さんに言われました。

「最近、怒りっぽくなった…」

あ、あれ…。
ちょっと「やりたくない」の
意識のもっていき方が違ったかも…。
ま、まあ伸びしろがある、ということで…。


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