スイカジュースがあまりにスイカで感動に打ち震えた話。#サガコラム
質問です。
スイカを買う時、こう思ったことはありませんか?
「スイカを大玉で買いたいけど、切るの面倒だし、冷蔵庫の幅とりすぎ」
「コンビニのカットしたスイカ買ってもいいけど、カップからなんかこぼれるしベトベトする」
「ていうか、タネが邪魔」
と。
スイカを食べながら、こうも思いませんでしたか?
「スイカってほとんど水分じゃね?」
「ていうかスイカ、ほぼジュースだし、ジュースでよくね?」
と。
ところが人は、時々スイカを無性に摂取したくなる。
だがその扱いづらさのために、人類の歴史の中で様々なスイカ好きが、スイカを食べたいと思いながらも様々なタイミングであきらめてきた。
しかし、その欠点を改善し、
「手を汚さず」
「タネの邪魔も受けず」
「スイカのおいしさだけを味わい」
「コンビニで手軽に変えて」
「しかも、めちゃ美味しい」
夢のようなスイカが、21世紀には既に誕生している。
それがこれ、「CHABAA(チャバ)ウォーターメロンジュース」だ。
もしやいま、あなたは「ただのジュース」と思っただろうか?
それとももしや「スイカ味と名前がついているだけの、砂糖水」だと思っただろうか?
安心してほしい。
これは、もはやスイカのジュースじゃない。
ただのスイカだ。
本当にそのまんまスイカなのである。感動するレベルなのだ。……いや、どんなに言葉をつくしても、スイカジュースを飲んでいないあなたにはきっと伝わらないだろう。
このスイカジュース、どう考えてもスイカをつぶして、裏漉ししたようなスイカっぷりなのである。
しかも普通の美味しさじゃない。
三角形に切られたスイカの、あの先っちょの味がするのである。
こんな美味しいスイカジュースを初めて飲んだら、きっと驚く。
そしてもちろん私自身、はじめてこのCHABAAウォーターメロンジュースを飲んだ時は震えた……。
このあまりのスイカっぷりに感動したからだ。
いやもしかしたら私は、うっかりハズレのカットスイカを買ってしまい、味のしないスイカをもそもそ食べるさもしい日々との別れに感動したからかもしれない。
それほどまでにこのジュースは、スイカなのである。
あまりにスイカなのである。
めっちゃスイカなのである。
私はその感動の一口の後、すぐにパッケージの裏面をみた。
何か特殊なスイカを感じさせる、人工甘味料がはいっているのではと疑ったのだ。
しかし、パッケージに書かれていたのはこの一文のみ。
原材料名:果実(すいか、レモン)/酸化防止剤(ビタミンC)
そう、レモンがちょっぴり入っているだけなのだ。
そうしてようやく、この口の中に残る、名残りの意味がわかる。
確かにこのジュースはほとんどスイカだが、普通のスイカに比べて「ごくごく飲め過ぎる」と。
スイカの数少ない欠点である、甘すぎるがゆえの後味の悪さを、レモンがカバーしていたのだ。
スイカの味をそのままにしながら、液体として飲み込めるようにしている。
ささやかな、しかしあまりに大きな心遣いがその一滴に込められているのを感じた。
ここまで来たら、もう認めるしかない。
パーフェクトだ。
これは「最高にパーフェクトな、最強に美味しいスイカのジュース」なのだと。
きっともう、私はこれ以上に最高のスイカジュースを飲めないだろう。
それほどまでに圧倒的なスイカジュースなのだ。
その衝撃以来、私はずっとCHABAAウォーターメロンジュースを飲み続けている。
幸いにも、私の職場はナチュラルローソンや成城石井が近く、オフィスから3分以内に購入できる環境下にある。価格も200円以下で、カットスイカを買うよりもお得だ。
仕事がつらいとき、一息つきたいとき、ちょっと口をサッパリさせたいとき、暑い時、寒い時、明日も、そして十年後もきっとこのジュースを飲み続ける。
オレンジジュースほど酸っぱすぎず、リンゴジュースほど甘すぎない。
刺激の少ないこのやさしいスイカ味は、いつも私を癒してくれる。
すきだ。
私、このスイカジュース、好きなんだ。
私が好きで好きでしょうがない、このジュースをこの文章をよんだあなたに飲ませてあげたい。あの感動を味あわせてあげたい。
けれど、どんなに言葉をつくしてもこの気持ちを伝えるには足りない。
だから、今すぐ買いにいってほしい。ダッシュで。
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