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「里味庵」の乾麵
◎里味庵(唐津市)
今回は事業者様からOEM委託先紹介依頼の事例です。
唐津市七山の山間に佇む蕎麦屋を訪れたのは2020年の秋、TV番組で紹介
されたこともあり、お客様で大変賑わっていました。
![07_店の外観2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66687139/picture_pc_a4d159fc3e283f6ea0fe07b338a8bdde.jpg?width=1200)
「乾麺」を作りたい!
店主の市丸氏から、相談されたのは、蕎麦とうどんの「乾麺」を作りたい
のでOEM先を紹介して欲しい。県内を中心に探したのですが蕎麦専業は無く
アレルゲン等でお受けいただくことができませんでした。
もう一つお受けいただくことができなかった理由があります。それは蕎麦粉の割合です。市丸店主のリクエストは、できれば「二八(ニハチ 繋ぎ2割 蕎麦粉8割)」の粗びき仕上げ。調べたところ九州北部で「二八」で乾麺を作る加工所は少なく、多くは5割蕎麦粉でした。
そこで蕎麦中心の乾麺製造事業者を県外で探したところ、熊本県と福岡県に
事業者を確認しました。打診したところ福岡県久留米市の㈱蕎麦麺工房高尾様が引き受けてくれることになりました。㈱蕎麦麺工房高尾様は里味庵のことをご存じで、市丸店主の要望にチャレンジしたいとのことでした。
二八は歩留まりが悪く、粗びきは乾麺蕎麦では珍しいそうです。市丸店主は、ご自身で蕎麦粉と繋ぎ粉(小麦粉)を配合して加工所に持ち込みます。
蕎麦の種類、小麦の種類、挽き方を何度も調整したそうです。
2021年1月から試作が始まり、5月製品化にたどり着きました。
「七割蕎麦 粗びき」が完成
市丸店主と㈱蕎麦麺工房高尾様が共に試行錯誤の末に「七割蕎麦 粗びき」に着地したそうです。
同時に「うどん乾麺」も作ったそうです。うどん乾麺は、材料の小麦粉に
拘った細麺です。
![](https://assets.st-note.com/img/1638169335785-ToUD5jpyRS.jpg?width=1200)
頑固な店主の笑顔
市丸店主から5月に「出来たぞ!」と連絡をいただき伺ったところ、いつも
の厳しさと拘りの表情から、笑顔で「ありがとう」と言っていただいたのを
覚えています。
乾麺蕎麦、乾麺うどんは里味庵の店頭のみの販売にもかかわらず、大変好評とのことでした。
![04_店主](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66687256/picture_pc_2a580dc4616f241ed0f17fc4d8f08205.png)
乾麺製作と同時に商標の相談がありましたので、佐賀県産業イノベーション
センター内にある知財支援室の支援で商標登録を完了しています。
![06_商標](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66687288/picture_pc_1840a759830d6827800fa1366b864052.png)
里味庵では乾麵はもちろん市丸店主こだわりの蕎麦を堪能することができます。ぜひ、こだわりの食感を味わいに行ってみてください!
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— さがフード&コスメラボ (@SagaFCLabo2011) November 5, 2021
噛む蕎麦! #蕎麦 #蕎麦の神 #七山
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先日は里味庵(唐津市七山)にお邪魔しました!
当ラボでは、乾麺(蕎麦、うどん)の製作支援と
商標出願のために佐賀県産業イノベーションセンター
知財支援室を紹介させていただきました。
行く際は、"食感"を楽しんでみてください! pic.twitter.com/O5DTD56CIh
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