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"新卒3年ルール"を破りベンチャーに転職。一歩踏み出すことで見えた景色

こんにちは!セーフィー人事の田上です。
私は社会人3年目で、大手人材紹介会社から2021年1月にセーフィー株式会社入社。現在、人事グループに所属し主に採用業務に携わってます。

お気づきになった方もいると思いますが、新卒で入社した会社、しかもなかなかの大手企業からわずか1年半で転職しました。この経歴をみると「新卒1年半で転職するって逃げなんじゃないの?」「1社目が失敗したってこと?」と色々と突っ込みたくなるかと思いますが、私自身後悔していませんし、むしろ刺激的で充実した毎日を過ごしています。

この記事では、2年目にして大手企業からベンチャー企業に飛び込んだ私が「なにを思って、なぜこの選択をしたのか」を綴っていきます。

・社会人3年目未満の方で現職に違和感を感じている方
・ベンチャー企業で挑戦してみたいが踏み切れない方

にぜひ読んでいただき、背負うものが少ない私だからこそ伝えられる、“大切なのに忘れがちな何か”をお届け出来たら嬉しいです。

敷かれたレールを進み続けた私がした初めての決断

最初に、私の生い立ちについて話します。

父も祖父も公務員、私はいわゆる安定した家庭に生まれました。
小さいながらに、両親から期待されていることがわかっていたので、“期待に答えられるように、悲しませないように” をモットーに生きていました。高校に入ると得意な理系を選び、「安定する」と両親が喜んだため薬剤師を目指すことを決め、受験勉強に励みました。

センター試験当日、なぜか私は本気で試験に取り組めませんでした。「こんなのどうでもいいなあ」と思ってしまったんです。朝から晩までずっとこのために勉強してきたのに不思議ですよね。笑 

試験当日になって初めて“やりたいことはこれではない”という自分の素直な感情に気付きました。両親の期待に応えるため「安定」へ向かうレールの上を進んできた私の頭を、「このまま進んだら取り返しつかないよ!」と誰かが強くハンマーで殴ったような、とにかく危機感を覚える体験でした。

このまま進んではダメと思い、センター試験後に両親と学校の先生に「今将来を決めるのではなく、やりたいことを見つけるため大学に行きたい」と文転することを伝えました。
これが私が初めて自分の意思で人生を選択した瞬間でした。今までのように誰かの期待に応えたり周りの意見に流されたりせず、「私の人生は私が選び、自分で責任を持ちたい」という僅かな覚悟が芽生えたのです。

反対する両親と先生をなんとか説得し、そこから猛勉強。なんとか志望した文系の大学に入学することができました。

大学時代で見つけた、"組織創り"という軸

大学に入り、”自分のやりたいことを絶対に見つけるんだ”と「東京ドームでのビールの売り子、留学、海外インターンシップ、営業組織の立ち上げ、営業マネジメント、CS部署の立ち上げ、人事」等に挑戦しました。

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特に大きな体験だったのは下記で、これにより揺るがない軸が見つかりました。

①日本のインターンにて、優秀でビジョンも持った方たちが自信を失いながら次々と辞めていくという悔しい思いをし、”人を活かすための環境”がないせいで"想いや能力が発揮されない"という機会を減らしたいと思った経験

②海外インターンで、"信頼関係のつくれているチーム"と"そうでないチーム"が出す結果では、圧倒的な差が生まれることを知る。「1+1+1=3以上」になってこそチームを組む意味があるのだと強く感じ、個々人の力を発揮される強い組織創りに貢献したいと思った経験

それは”一人ひとりが活躍できる組織創り”です。
センター試験で何かが違うと思い、その何かを探し求めて怯えながらも行動し、揺れ続けていた自分の中にようやく大きな軸が通りました。


自分の軸と業務が結び付かず、葛藤した一社目

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そして、私はこの軸のもと就職活動をし、大手人材紹介会社に入社しました。軸の実現のためには、

①個人が、自分に合った仕事や環境を見つけること
②企業が、自社に合った人を採用した上で人を活かす環境を整えること

の両方が必要だと考え、一気通貫型の人材紹介会社ならその両方にアプローチができると思いました。

入社1年目はとにかくがむしゃらにやりました。感謝のお言葉をいただける機会も多々あり、そこそこにやりがいを感じながら働いていました。ただ、人材紹介はご提案できる解決策が「人の紹介のみ」かつ「入社までのワンショットの支援」で、貢献できることは限られてしまいます。また、いくらその人に合ったキャリアの選択肢を提示出来たとしても自分の担当企業に入社してもらえないと営業として売上になりません。

違和感がありつつも営業として数字を追い続ける毎日に、いつしか「そもそも仕事にやりがいを求めるものではない」と思うようになり、淡々と業務をこなすようになりました。
ある日、ふと我に返り「私は何のために働いているのだろう」と思った時に、身動きが取れない不自由さを感じました。その縛り付けているものは、「一度始めたことからは絶対に逃げちゃダメ」「新卒で入った会社では3年は続けなくちゃだめ」「活躍してからでないと良いキャリアは歩めない」といった誰が提唱したのかわからない慣習や常識のようなものでした。そのせいで“本当はこうしたい”という自分の声を無視しながら働いていたのだと気付きました。

このまま目的を見失ったまま働くのではなく、どんなに転けてしまっても自分らしい歩み方を貫いてみようと、セーフィーへ転職しました。

"人を大事にする"が転職の決め手

私とセーフィーの出会いはかなり前で、実は前職の取引先でした。その頃から、「必要な情報があれば現場との面談等を何度でも組みます」「回答期限は、こちらから指定しません」と転職者の方を思った言葉が多く、人を大事にする会社だと感じていました。

そして、私が迷って内定の回答を保留している時に人事の責任者である加藤から貰った、「納得できるまでじっくり考えてくださいね」という言葉に添えられた以下の言葉が転職の決定打になりました。


「転職活動における幸福はその人が満足する道を選ぶことだと思っています。弊社への入社を決断させることが必ず満足に繋がるかと言うと、そうではないはずです。なので、満足して選ぶ上で必要な情報は全て提供するようにしています。」

「それは入社後も同じです。働く人が満足する環境を提供し、成長する会社で、時には厳しく時には楽しく、やりがいを持って能動的に働き成長すること。これが個々人の満足に繋がると思ってます。」

"個人の納得する決断と環境の提供"という考え方に共感し、「この人がトップにいれば良い組織を一緒に創れる、本当にやりたいことが実現できる」と入社を決めました。
また、ただ与えられた業務をこなすというより、弊社のカルチャーにもある「夢を語り巻き込んで欲しい」ということを部長、経営陣にも面接時に一貫して言っていただき、既存のやり方に囚われることなく本質的な組織貢献ができると思ったのです。

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"組織創り"において私が大事にしたいこと

セーフィーに入社して4ヶ月が経ち、未経験の業務も多く一定以上のアウトプットが求められるため、かなり大変ではありますが、刺激的で充実した毎日を送っています。笑
そして一歩ずつですが、日々自分の軸である理想の組織づくりに着実に近づいている実感もあります。

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セーフィーでやりたいことは、やはり、”一人ひとりが活き活きする組織創り”。そのためには”採用”という入り口のみではなく、その後の人材育成や働く制度、配属など、「入社した後にどのように活躍できる場を提供するか」まで考えて人事領域に関わっていきたいです。現場の意見を採用や制度に反映することや、入り口とその後を繋げる動きに今後挑戦していき、少しでも良い組織になるよう取り組んでいきます。

この記事を書きながら自身を振り返ってみると、何かを決断する時は固執していた何かを捨てた瞬間であったと気付きました。
揺るがない軸を持ちながらも私達自身は日々変化していくものです。今の自分が全てだと決めつけるのではなく、今後も少しずつ変わっていく自分を楽しんでいこうと思います。

一緒に未来をつくるメンバーを募集してます!

ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございます!このようにnoteでは、弊社の従業員のありのままの姿をお届けし、生の声を率直にお届けできる場にしていきます!

現在、セーフィーでは「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、映像があらゆるところで活躍する未来を創造し、多くの人が手軽に使える世界を一緒に目指すメンバーを募集しています。
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