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何時間でも眺められるもの

人はなぜ自然物に惹かれるのだろうか?
生まれながらにしてそう思うように創られている遺伝的なものなのか?
それとも、家族や友人といった周りの人々による影響を受ける後天的なものなのか?
・・・などと、前回の山川さんの山の記事を読みながら、ふと思った次第です。

はじめまして。
この度、Safeology研究所の研究員として仲間に加えていただきました、藤平です。
栃木県の宇都宮市に在住しています。近年では餃子の街として有名ですが、私の住む地区の隣には大谷石で有名な大谷地域があり、こちらは観光スポットとして注目を集めています。車で1時間もかからずに日光などにも行ける一方、宇都宮駅からは都心まで新幹線で1時間もかからないという、まあいわゆる「とかいなか」な地域です。

そんな地域で半世紀近く暮らしてきた私も、自然なものには惹かれるわけです。中でも、水の流れや炎の揺らぎ、雲の流れといった、自然界で動いている現象は、何時間でも眺めていられますね。
河原にしゃがんでの川の流れ、海岸沿いから見る波打ち際、焚き火での炎、地面に寝転んでの雲の流れ・・・何故、あんなにも心地良いものなんでしょうか。

これらの眺めは、瞑想などといったマインドフルネスの活動に似ているなぁと感じます。私自身は対話やコミュニケーションの実践研究が中心ですが、所員の皆さんの活動に参加するようになってから、「安心感」という点で類似点を見出せるようになってきました。
これからの活動を通して、自身の感覚をより言語化・具現化していければと考えています。

余談ですが、山川さんの名字、山と川という、まさに山川さん自身のフィールドを表しているなぁ・・・なんて思っていました。
それでは。

文/藤平昌寿(Safeology研究所研究員/自治医科大学客員研究員)

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