こだま
「好き」と言ったら「好き」と返ってきた。
「会いたい」と言ったら「会いたい」と返ってきた。
そんなこだまみたいな会話が続いて。
いつからかそれが当たり前になっていて。
共感できる嬉しさがなくなっていった。
当たり前かのように思うようになった。
あなたが最後に言った言葉。
今でも覚えている。
「私はあなたではない」
もう、こだまような会話はなくなった。
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時々、寂しさに襲われる時がある。
それはあなたと別れたからだろうか。
それともこだまのような会話がなくなったからだろうか。
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