医師国家試験合格率50%にしてみては?

医師になるためにとりあえず医学部に入れば
ほぼ医者にはなれます。
私は医学部専門の受験塾で教えていたのですが、その中で医学部のAO入試やら、推薦入試やらで、ほとんど数学や物理ができない生徒が私立医学部へ合格するのをみてきました。
MARCHや関関同立の理系レベルにも達していない生徒たち。
でも、医者には問題なくなれています。

なぜか、それは医学部に入りさえすれば、別に数字ができなくても、物理や化学ができなくても、手技がとてつもなく不器用でも、暗記さえすれば医師国家試験は余裕で通るからです。なんせ合格率約95%なんですから。

なので、AOであれ、推薦であれ、地域枠であれ、入ってしまえば儲けもの! これが医学部です。

それに引き換え他の学部はどうでしょう?
論述力や国語力がないのに、法学部に入っても司法試験なんて合格するのは難しいですし。
物理も数学もできないのに、理工学部に入ってもその後かなり苦労するでしょうし、大学院まで進んで研究者とかになるのも厳しいでしょう。
お笑いの才能がないのに吉本のNSCも入学しても、みんな芸人としてTVに出れるわけではありません。

つまり、入りさえすれば!というのは医学部だけなんです。

私論ですが例えば、どこにでもいるの数学や物理をあまり勉強したことのない文系大学生を医学部に仮に特別に入れても、普通に卒業できて、医者になれます。
でも、たとえば文系大学生を理工系の大学院に入れたら基礎もわからずおそらく卒業なんてできないでしょう。

つまり、医学部にさえ、ねじ込めば!!
医者になれる。これこそが、問題な気がします。

自衛隊のパイロット養成までは行かなくても、せめて法科大学院のように、入学後も厳しい訓練と試験を乗り越えた人だけが、医者なれるように医学部改革してほしいですね。

医師国家試験合格率50%
それくらいがちゃうどいい。
でも、政治的にむりですよね。
医師会強いですから。



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