私の反応しない練習 実践録0 始めるきっかけの話

反応しない練習を始める直前の自分と、始めるようになったきっかけの話

自分の仕事はカスタマーサポート、と呼ばれる職種。
販売後の自社製品について、ユーザーサイドでトラブルが発生したときに、連絡をうけその解決策を提示したり、質問に答えたり、そんな仕事。
会社によってはIT関連のヘルプデスクを置いてるとこあるだろう。
もしくは家電が壊れた時に出張修理をお願いする場合もあるだろうと思う。
イメージとしてはそんな感じの仕事。
扱う製品が、特定の業界の専門的な機械?装置?システム?そんなとこ。
一応は技術職に分類されると思う。
資格とかは特になくて、持ってれば評価される各種資格はあるだろうけど、それ以上に経験がものをいう感じの職場。

最近、大きなトラブルの案件を担当することになった。
それがまぁ大変で、ユーザーに話を聞くことはできても、どう解決までもっていけばいいか分からず、会社の同僚等を頼っても具体的な対応策が出てくるでもなく、そしてクライアントはトラブル自体とは直接関係ない箇所で無茶な要求をしてくる始末。

正直な話、この仕事もう無理だ!てかトラブル起きてからいろいろ難癖つけてくるやつがこの業界には多すぎる!!
未熟すぎるやろ!!こんな業界でこれ以上、消耗してられるか!!
と、心底憤り、空いた時間にいかに上手く会社から逃げ出すか、そんなことも考えていた。
正直バックレてもいいや、と思っていた。うつ病の診断書もらって休職してそのまま辞めてしまう、などやりようはいくらでもあった。

実際に起こした行動としては、
 ・人材派遣会社に登録、転職の希望について電話面談をうける。
 ・都が行っているオンライン労働相談を受ける。
(労災認定可能か?とか上手な会社の辞め方を相談)
 ・退職コンシェルジュサービスの利用の検討
 ・心療内科の通院を再開し、睡眠薬の処方を受ける。
  また、診断書必要ならいつでも書く、という約束をもらう

ちなみに人材派遣会社に登録したとき簡易のSPI的な試験で論理思考力を問うようなテストを受けたが、かなり高得点だった、とか。

そんな逃げの行動で少し回復し、1冊の本の存在を思い出した。
それが「反応しない練習(著者:草薙龍俊)」である。

その冒頭、第1章の内容で、今の苦しみの原因が、周囲にあるのではなく、自己の承認欲にあることを理解できた。
わりと、いや、かなり衝撃的だった、自分の中で。
そのおかげで苦しみはかなり緩和され、現在も同じ仕事を、原因となったトラブル案件対応を含め続けられている。

そこからこの反応しない練習を続けることで、自分はもっと生きやすくなるのではないか?と思うようになり実践練習を続けることにした。

このノートはその記録である。

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