ばえるヘアスタイルがチャンスを引きよせる⁉︎
イタリアに
「良いクツをはきなさい。良いクツは、はく人を良い場所へ連れて行ってくれる。」という格言があります。
これはヘアスタイルにも置き換えることができます。
自分を「ばえさせるヘアスタイル」は、良い場所となる「次のステージ」へ連れて行ってくれると思います。
見方を変えると、次のステージに行くためには「ばえるヘアスタイル」が、以外と大きな力になってくると思います。
時間を要する体型や考え方を変えるのとは違って、ヘアスタイルはその日のうちに手っ取り早く変えられます。
その手軽さに対して、モチベーションが上がり、プラスエネルギーを享受できるなどお得感があります。
そもそも、いつもやってる「安心できるヘアスタイル」を変えたいと思うときは、すでにモチベーションが上がっているときで、さらなるステップアップをめざしているときなのかもしれません。
ヘアスタイルを変えることでチャンスを引き寄せることができるかもしれません。
ところが、意外とヘアスタイルを変えるのには勇気が必要であったりします。
今の髪形は手入れもしやすいし、気に入ってもいるので、変えなくてもいいかな、と思うときはそれで良いと思います。
今のヘアスタイルが、アトリビュート(シンボル)になっている方もいると思います。
でも、もちろん一概には言えませんが、知らず知らずのうちに今の現状を守りたいといった価値観に安住してしまっているといったことも、もしかしたらあるのかもしれません。
以前行ったパリコレクションのバックヤードにいるモデルからは、どんなヘアスタイル、メイクアップ、ファッションでも「自分に似合わせる」といった肝を据えた強い覚悟と、それを楽しむパワーを感じました。
そこまでとはいわなくても、次のステージを目指すなら、ばえるヘアスタイルに「チェンジする」「トライする」といった、少しの覚悟と楽しむ気持ちも必要なのかもしれません。
美容師側は、いつでも「なりたいイメージ」を応援し、動き出そうとするその思いを技術のバトンでつなげる覚悟があります。
そして、イメージや好みや雰囲気などの内面的な側面と、外見の個別的な骨格や髪に関する特徴、そして流行などいろいろな情報を集めた上で新しいヘアスタイルを想像しアドバイスをさせていただきます。
芸術哲学によると、作品を作るときは、技術の他にも結果やプロセスについて考えるといった「理性的な力」がないと作ることができないといいます。
美容師も、結果とプロセスについて理性的に考えながら、技術を同時進行で行っていきます。
技術的には、決まったヘアスタイルのイデア(理想)に向けて、1本1本の髪の毛から、全体的な髪のかたちに至るまでを、イデアに近づけたいと考えながら作っていきます。
「ばえるヘアスタイル」にチャレンジしようとする思いのエネルギーは、わたしたち美容師を覚悟と楽しみのある高いモチベーションのある場所へと連れて行ってくれます。
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