自分の特徴と強みを活かして

大学時代に、行政書士を一度諦めて就職活動を行い、飲食店・工場・倉庫作業を渡り歩き、転職を約10回程度繰り返していました。一度正社員を経験し、現在は派遣バイトをしながら、もう一度行政書士に再挑戦を決意すると共に、職場トラブルによる転職回数の増加により、自身が大人の発達障害かもと疑い、今年の3月に「ASD+ADHD+HSS型HSP」であることが判明しました。社会人になってからの過程で、気づかなかった自分の特徴や強み・将来への期待まで見えてきました。

①正社員という働き方が私にとって生きづらい

当時は、雇用が安定していて、魅力的に思えたのですが、実際はただの奴隷に過ぎませんでした。組織に貢献してナンボの世界なので、それに耐えられない日々が続きました。

・どんなに自分の意見が正しくて、先輩や上司が間違えていた奴隷にしても、「はい」以外発言するな等を言われたこともあった
・「自分の意見をどう受け止めているの」と言い出せないと判断したら、喧嘩腰での対応・全スタッフを無視を決行した

自分の気づいていることが、日々の業務に反映されないことに、イライラしては退職するの繰り返しで、生活保護を何度も受給する原因になり、生活支援課の担当で若い女性のケースワーカーから、「ナオケンさんは派遣が働きやすいという見方をしていますよ」「私は働き方とか関係ないよ」との言葉で、派遣の働き方を選びました。

②「派遣」という雇用形態が、私には相性抜群だった

私自身も、元々は「給料はいくらか」「ボーナスはあるか」「クビになるか」等といった概念に対しては、関係ないと思っていました。
周りや世間体に流されてしまっていました。

自身から見た派遣の魅力は、以下の通りです。
・派遣スタッフが働きやすいように、常に営業担当がいて、派遣先で困ったら相談が出来る
・自分が持ってる能力やスキルを使って、派遣先の業務をお手伝いする形なので、割り切って働ける
・単発派遣を積み重ねている格好だが、派遣先の指示を守って、どのポジションでも数をこなすことを続けていけば、継続して仕事がもらえることもある
・副業OKなので、派遣しながらフリーランスに挑戦しやすく、得意な仕事と好きな仕事に囲まれて生活が出来る

③ASD+ADHD+HSS型HSPをどう受け入れたか

セルフ診断を使いました。そこで上記のことが判明しました。
自分の特性が分かった後、それぞれの特性と強みはないかと思い、GoogleやYouTubeで調べ、「どんな働き方が相性いいのか」「何の仕事で力を発揮できるか」という視点で捉えていました。数あるなかで、私は特に以下のことに自信をもつようになりました。

・反復作業が得意
→軽作業は、無理ないペースで仕事が可能

・興味がある分野に対する集中力が高い
→特に法律系士業との相性が良く、専門家として活躍したいと思うようになってきた

・変化が求められる働き方ができる
・フットワークの軽さと決断力

これらを知った瞬間に、メンタルクリニックで一度診断してもらいたいと考えるようになりました。しかし、お金も持っていなかったため、役所の「くらし支援窓口」を訪ね、生活保護を受給し、医療券をもらい、クリニックに行きました。診断結果は、私が予想していた通りで、日々の生活を続けながら、お薬を飲む形で通院しています。

言われた診断に対して、「克服しよう」ではなく、「自分の強みであり個性なんだ」との考えを持って生きることを選びました。
現在は派遣をしていますが、この強みを活かして、フリーランスとの併用をしたいという目標も見えて充実しています。

発達障害になったとしても、素直に認めることで、様々な生き方や可能性がありますので、広い視野を持っていれば、へこむことはないです。


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