「エッセイ」昭和のおじさまたち
食事会をするとき、必ずお願いされることがある。
若い子連れてきて!
連れて行くと、もっとかわいい子、連れて来て!
アイドルのような子に、
「凄いですね!」
「勉強になります!」と言われたくて、うずうずしているらしい。
「もっと言って!もっと褒めて!」と、まるで餌を待つ鯉のように、口をパクパクさせているように見える。
そんなことを、素人の女性に求めるのは、違う。
女の子達も、イケおじでもない、加齢臭さえする人に、そんな気を遣う時間があったら、デートや婚活をしたいのだ。
昭和のおじさまたちが、それを理解する日は来るのだろうか。
女の子の未来は、日本の未来。
素敵な人と幸せになってもらいたい。
だからもう、私は連れて行かないと決めている。
彼女達の貴重な時間と幸せを守るのは、昭和のお姉様の役割なのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?