57話-感想『囀る鳥は羽ばたかない』
百目鬼の好意はきっと矢代にとって「喪失」そのもの。欲しいものが眼前に現れるなど恐怖でしかないのだろう。期待は失望。知る事は失う事。きっと後者ばかりを「俺は知りすぎている」けど、振り子の様に前者がある。今までは無視すれば済んできたのに、百目鬼がそうさせない。
56話を読んだ後、人生で初めて詩を書きました。「もうどんなラストでも大丈夫」と心の準備ができた、その理由を。「奴隷」というタイトルでした。言葉も強いので(本当は下手だから)投稿を見送りましたが、なんて事はなかった…かちく