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カードに一喜一憂しない

タロットをやっていてお客様からたまに言われる事があるのが
【タロットは絵が怖い】です。

確かに。パメラ・コールマンスミス女史のアールヌーボー調の絵の中には第一印象で怖いと思わせてしまうカードがいくつかあります。
一目で【良くない】と分かってしまう絵柄と言えば
塔・悪魔・死神。
そしてソード系のカードで
ソード10、ソード9、ソード3が挙げられるでしょうか。

確かに一見怖いかも

しかしこのソード10、よく見ると黄色の空が見えます。
背中に剣が刺さってとても痛々しい姿ではありますが実は日はまた昇る、最悪な状況をここから脱出できるという意味なんですね。
これはそれ程心配する事もありません。

しかし多くの占い師でさえも誤解をしているカードにソードの3があります。

ハートブレイクとか言われていますが

ソードのスート自体にそもそも吉の意味はあまりない事もあり心臓に剣が刺さったこのカードはとりわけ【失恋】や【悲しみ】と取られがちです。

しかし実は世界最古のタロットカードとして現存している
ヴィスコンティスフォルツァ版タロットカードの同じソード3と比べてみて下さい。


リボンには【正義は我と共に在り】とラテン語で書かれています

ほぼ絵柄同じです。
というよりもヴィスコンティスフォルツァ版タロットの方がデザイン美しいですし凝ってます。

実は小アルカナの2.3.4は下位札と呼ばれ、意味としてそこまで大きく取り上げる必要はありません。
実際の意味は【小さな外科手術】というのがマルセイユ版タロットのソード3の意味ですから、日常生活におけるちょっとした悲しい出来事を示すものなのです。

実際私はこのカードをワンオラクルで引き今日の運勢を占ってみてもほぼ悪い事は起きません。
あった事と言えば【雨が降っただけ】でした。

タロットの中で唯一『雨』が描かれているのがこの『ソードの3』です。
あとはペンタクルス5が雪のシーンですので個人的にはこれも雪が降る
(冬に占った場合)暗示などと見る事もあります。
つまりそれ程大きな出来事を示唆するカードではないという事です。

元々小アルカナの数字、2.3.4は下位札ですから日常的な事を占う小アルカナの中でもソードは日々のちょっとした棘が刺さったような事を意味します。
チクっと嫌味のような事を言われるとかですね。

未熟なタロットリーダーはこのカードを特におそれる傾向がありますが実際はそうではありません。

元々タロットにおける【吉】や【凶】も相対的なものでしかなく見方を変える事で受け止め方を変える事が出来るという事です。

『凶』はいつまでも続くものではありませんし、タロットで出る未来は【変えられるもの】でしかありません。
必要以上に凶札を恐れずクライアントさんに向き合って伝えていく事が大切です。
占いで出たネガティブな結果に苛まれれば苛まれる程『悪い未来』を引き寄せます。いかにクライアントさんに希望を持たせるかを考え、結果を伝える事を考えていきましょう。

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