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37歳がん患者が教えてくれた。

こんばんは、ご搭乗ありがとうございます。

さえぽこです。3日空いちゃいました・・・

今日は、私の経験から大事にしておきたいことをお話しします。

「やりたいことを誰にも流されず正直に」

私は看護師7年目です。

4、5年目の時に緩和ケア病棟で働いていました。

緩和ケア病棟で初めて受け持った患者さんがいました。

37歳女性、独身、Aさん。余命1ヶ月。

家族は母親のみ、きょうだいはいなくて

お父さんは早くに亡くなっていました。

Aさんは病気になる前、大阪の御堂筋で(東京でいう表参道?)

バリバリ働くキャリアウーマンでした。

職種はわかりませんが、Aさんの病室にはたくさんの同僚の方がきていました。

Aさんを囲んでみんなで仕事したり、会議したり、Aさんが後輩にアドバイスをしたり・・・

一人の時も「企画をしなくちゃ」と言いながら

パソコンをカタカタしていました。

仕事の彼女はとても生き生きとしていました。

私や看護師にはというと・・・

「あの〇〇さんと仕事しずらそうな顔してるで」

「確かにあんなベテランやったら言いづらいよな〜」

と結構はっきりと面白おかしく言ってくれたり、

患者さんでもあり、お姉さんっていう存在だった。

「あなたのしたいことは?」

Aさんはがんが進行し、ついに寝たきりになってしまいました。

寝たきりになったとはいえ、意思疎通は図れていて、会話もいつも通りできていました。

Aさんがこんなことを私に聞きました。

「さえぽこちゃん、何かしたいことあるの?」

わたしは

「そうですね〜、旅行たくさん行きたいですね」

と答えました。

Aさんは

「絶対しなよ。やりたいことは絶対になりなよ。

誰がなんと言おうとやるんやで」

と言いました。

Aさんはしたいことがあるか聞くと

「わたしは仕事したかったから、みんな呼んで仕事しててん。

今は会いたい人と時間を共に過ごすことがしたい」

と言いました。

あの同僚の方々と病室で仕事していたAさんの

生き生きした姿を思い出しました。

寝たきりになってから

高校時代のお友達、同僚の方々、Aさん行きつけの焼肉屋さんのオーナー

あとは、Aさんのお母さん。

たくさんの人たちと共に時間を過ごしていました。

やりたいことが最期にできているんだなと思っていました。

それから1週間後、天国に旅立ちました。

私の正直にやりたいこと。

Aさんの言葉を受けて、私は真剣に考えたんです。

やりたいことは??って。

看護師もやりがいがあったけれど、

他にもたくさん経験をしたい。と強く思うようになった。

看護師やりながらも、副業にチャレンジしたり

パーソナルジムに通ったり

沖縄離島一人旅をしたり・・・

今は、

看護師を卒業して、看護師以外の仕事に就いて

知らない世界、業界を経験してみたい。

そして、ひこうき旅で250カ国をめぐる。

明確に決まりました。Aさんのおかげ。

Aさん、天国からみていてね。

最後に・・・

家族や友人、職場などの意見に流されず

これをやりたい!という気持ち、その瞬間を絶対逃してはいけない。

「やりたいことに正直に」


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