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ヒマラヤ便り19号 マリーゴールドと馬蹄

ナマステ!

今日は、ゲストハウスの働き者のお嫁さんが、娘と一緒にマリーゴールドを摘んで、糸を通していた。おうちの入り口にかける花の鎖を新調するそうだ。見学させてもらった。ガクがしっかりしていて、花柄がストロー状になっているので糸が通しやすい。


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中南米が原産なのにフレンチマリーゴールドと呼ばれるTagetes patula クジャクソウ。小型の舌状花が一重のタイプはメキシカンマリーゴールドと呼ぶらしいので、写真のはメキシカン。インドだけど。地中の線虫を防除する成分が根から分泌されるため花壇や畑などに植えることもある。ポプリや染色にも利用される。   ※同じくマリーゴールドと名がついたポットマリーゴールドと呼ばれるCalendula officinalis キンセンカとは、同じキク科だが属が異なり、成分も利用方法も違うので注意。キンセンカは、花と葉の抽出液を収斂剤に、また浸出油(カレンデュラオイル)は、皮膚、粘膜、血管を修復、保護するのに利用される。抽出液はハープティーとして内服すると消化器系、PMSへの効果が期待でき、消炎作用があるので、湿布したり洗眼にも利用される。内服、外用ともにジャーマンカモミールとブレンドすると、より高い効果が期待できる。


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村ではたびたびプジャー(puja ヒンドゥの儀礼)が行われる。村の聖なる男ホーリーマンが執り仕切ることが多いが、日々家庭で水、食物、花、香などを捧げるものから、寺院や祭りの場で詳細な儀軌にもとづいて祭官(ホーリーマン)が執行するものまでプジャーと呼ばれ形式は多様だそうだ。

ある日のプジャーでホーリーマンが花を捧げていたし、村の高台にあるホーリープレイスでのプジャーの時は、デヴのバラ園に多くの女子が摘みにやってきた。

デヴのバラ園

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「さっきホーリーマンが捧げた花は、マリーゴールドか?捧げる花は決まっているのか?」と尋ねると、「花はすべてホーリーだから、とくに決まりはない。」と素敵な答えがかえってきた。


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これは、村のレストランの入り口。真ん中には、馬蹄がついている。馬蹄もラッキーアイテムで、開いた方を下にする場合、「不運を落とす」「幸せがふりそそぐ」という意味となるそうです。


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