アメリカではワクチン接種はおめでたいことらしい

最初におことわりしておきますが、このブログはCOVID-19ワクチン肯定派・接種したい派向けで、否定派・懐疑派などの方々向けの内容ではありません。


今週の火曜日にバーバンクの大きな病院で一回目のワクチン接種をしてきました。ネット予約の時点で、「食品アレルギーあり」にチェックしていたので、受付でそれとわかるシールを、胸に貼る「VISITOR」ステッカーに追加で貼られました。

上記の受付時だけでなく、接種会場の入り口でも、接種担当者からもIDの提示が求められ、本人確認がなかなか厳重な模様。

担当してくれたのは右腕にゴリゴリ総刺青を施した若いお兄様。食品アレルギーについて具体的に質問されたので、生海老アレルギーがあり(「生」の「海老」のみ、火が通っている海老はOK)、食べると唇と舌が腫れたことがあると伝えました。喉が腫れるかどうか聞かれ、腫れたことはないと回答。よくわからないけど、「喉」が重要なのかしら。

ちなみに私は予約の際にファイザー製を打ってもらえるところを重視しました。予約の時点で、一回でいいジョンソン・エンド・ジョンソン製が一時的に停止になっていたのと、モデルナ製は甲殻類アレルギーの人は要注意と言われていたからです。(甲殻類アレルギーのあるアメリカ人医師がモデルナ製ワクチンを接種した後にアレルギー反応を起こした、という記事。すぐに回復した模様↓)

で、実際の注射なんですが、私の肌が分厚いのか単に鈍感なのか、チクリとも感じませんでした。何かが触れるどころか、何も感じませんでした(笑)。

刺青兄様:(挿す箇所をを拭きながら)「今日はこれから何か予定あります?」

私:「えーと…(緊張している)」

刺青兄様:「リラックスしてくださいね〜」

私:「サンタモニカに買い物に行きます」

刺青兄様:「サンタモニカ、いいですよね〜」

なんて会話をしているうちにとっとと終わっていました(笑)思わず「えっ、もう終わり!?」と口走ってしまいました。

その後、別室で15分の様子見。同じ部屋にいた気分が悪そう&血中酸素濃度測定をされていた男性と看護師さんの会話を少し盗み聞きしていたのですが(笑)、彼は一度新型コロナに罹患したらしく。でも、その時はそこまで深刻そうな感じはなかったです。あの後何もなければいいけど。

で、私はまったく何もなかったので15分後にさっさと病院を後にしました。

こんなステッカーをもらいました。よく「投票しました」ステッカーとかあるけど、こうやってすぐ主張したがるのがアメリカっぽい。

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その後、サンタモニカ方面の日系スーパーのフードコートにある「山頭火」でラーメンをもりもり食べ(席数は半分ぐらいだけど一年以上ぶりに飲食スペースが解放されていた! 号泣)、近くの別の日系スーパーまではしごして日本の食料品をしこたま買い込み、つつがなく一日が終わりました。

二日経った今日も別に何もなく、体調も精神状態もいたって平常、頑丈に産み育ててくれた両親に改めて感謝です。(滅多に風邪をひかないし、生まれて一度もインフルエンザにすらかかったことがないしね!)

接種した知り合いの中には高熱を出して数日寝込んだり、「腕をバットで殴打されたような」痛みがしたりと、なかなかのシリアスな副反応を起こしていた人たちもいたので、生海老アレルギーがある私は正直ちょっとびくついていたんですけどね。2回目に副反応を起こす場合もあると聞きますが、とりあえず今のところは何もなしでよかったです。

翌日カリフォルニア州公衆衛生局から「一回目のワクチン接種、おめでとうございます!」という自動メールが来ていました。あまりピンとこないけど、接種した人に接種したことを「良きこと」と思ってもらうためにも、「おめでたい」ことにしているんでしょうかね。


最後にもう一度書きますが、ワクチン肯定派・接種したい派向けに、「私の場合はこうだったよ」ということだけを書いています。

ワクチン肯定派が多そうに見えるここアメリカにも否定派・懐疑派は大勢います。元ファイザー副社長という英国の博士がワクチンの危険性・陰謀説を訴えているのも、新型コロナ自体が陰謀、という説があるのも知っています。

いずれにしても、人は自分が信じたいことしか信じない生き物なので ーー 専門家が言うことを信じてワクチンを接種するのも、専門家が言うことを信じて(or 信じないで)接種しないのも、そもそも医師の言うことや医療科学を信じないのも、新型コロナ自体が陰謀説だというのを信じるのも ーー 結局は「自己責任」で判断して行動するしかないのかな、と思っています。

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