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ドイツ、メタル業界、言うてええのん?

ミュージシャンに関わる権利のお話

 日欧ヘヴィメタル業界を比較した時に書いたけど(▼)、欧州音楽業界で生きてくには、それなりに権利や契約関係の勉強&経験が必要です。

 私もいろいろ経験してきたので、メタル歌手の他に「音楽著作権グローバルコンサルタント」って肩書きも持ってます。

 で、そんな私にはこのニュース面白かった(▼)。こういう事、ミュージシャンは結構よく経験します・・・ちょうど3日程前にも某ミュージシャン(「ピー」名前は伏せとこ〜)から同様の話を電話で聞いたとこ。

 でも、原盤権・著作権・著作隣接権とか…更には投資ファンド、ASCAP・BMI・SESACとか・・・よくわかりませ〜んってミュージシャンも結構いるかもしれません。

 なので、誰にでもわかるよう、その辺の基礎的なとこも今後、記事として書いてみようかな〜って思いました。需要あればいいけど…😅

 因みに、「音楽著作権グローバルコンサルタント」って名乗った私の関連資格(一部)は下記の通りです。

・オランダ・国立ライデン大学「英語言語と文化学」修士
・米国・バークリー音楽大学「ソングライティング」マスター証(「音楽ビジネスの法的側面」等履修)
・ドイツ・著作権管理団体 GEMA 会員
・日本・知的財産管理技能士会会員
・ビジネス著作権検定 上級
・英語スピーキング能力テストTSST(最高レベル)
・ドイツ語検定 2級

 更に、資格だけやなく、私は2004年と2006年に海外からアルバムを世界リリースして(欧州、日本、北米、南米)、国際裁判レベルの権利紛争?巻き込まれた挙句(いや、これは別に私だけやなく、"ドイツあるある"やねん!)、大陸間交渉で権利(著作権及び原盤権)を取り戻したって「実経験」もある。こんな経験してる日本人ミュージシャン、絶対に私だけやろ!日本では全く活かされへん経験やけども!

そこまで言うてええのん?

 因みに、"ドイツあるある"ってのは本当で、裁判になることも少なく無いし、ミュージシャンやレーベルが公に語っちゃうことも。例えば、これとか(▼)… もう大分昔になるけど、当時ハロウィンに在籍してたマイケル・キスクの「ここまであからさまに語ってええんか」レベルの動画😅。でも、そう思うのは日本人やからかな〜。この動画、当時、あのメタルハマーが普通に販売してたんで…。欧米って結構なんでも隠さず語るし、”公にする”のも戦いの一部なのでは無いだろうかと思います(そして、散々語った挙句、当人たちは仲直りしてたりする😅)

 ただ、この動画はミュージシャン側からの一方的な言い分やし、レコード会社側にはレコード会社の言い分もあるような気はします。実際はもっと込み入った事情が背後にあるような……っていうか、まずこの動画を日本語訳するとこから始めな、大半の人には意味わからんよね😅

 果たして需要あるんかわからんけど、頑張るよ!

 こうして見ると、すぐに訴訟になったり、弁護士から手紙が送りつけられてくるドイツに比べて……日本って平和よね🌸

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