「人権が苦手の日本人には 3」毎日ショートエッセー:古い羅針盤128章
いやはや、三度も読者の方には、人権とお付き合う事になってしまった。それだけ、昭和オジサンの私を含めて、苦手分野。夫唱婦随の家庭で育ち、ブラック職場で人生の大半を過ごした半生故に、それなりの理由はあるが、時代は変わったのだ。その強烈な認識が必要だろう。私の過去の履歴から言えば、バブル経済の崩壊、会社教の終焉、成果主義の導入、更に、セクハラ・パワハラの査定、加えて、昨今のジョブ制度だろうか。資本主義とグローバル化の波の中で、日本経済は浮き沈みが激しく、とは言え、戦後の全てを喪った時代からすれば、夢のような先進国へと上り詰めた。が、それでも、追い付けない文化や考え方がある。あるいは追い付かない方が良いと考える人も多いかと。それを可能にするのは、果たして宗教なのか、あるいは、哲学なのか。はてさて、最終章に移ろう。「差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える」:神谷悠一氏を引き続いて読んでいる。
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