見出し画像

「理不尽さが社会の根本 1」毎日ショートエッセー:古い羅針盤125章

人間とは決して、一人では生きてゆけない。真理である。たった一人で出来る事には限界がある。故に、周囲の人間に手助けをして貰って、ようよう生き抜いている動物である。浮いてもいけないし、足を引っ張ってもいけない。中々これが難しい。上を観たらキリがない。下を観たら後がない。中庸とは社会で上手に生き抜くコツでもあるのだ。尤も、昨今の著しい経済成長で、中庸を維持する事すら困難になっている。賢者曰く、機械化が進めば、大量の労働者が不要となり、必然的に大衆という存在も不要になると。経済格差は極限まで達し、ホモデウスの登場が将来は確実に起き得るとも、語っている。その通りだろう。機械化は工業分野のみならず、昨今では知的労働と思われる分野にも拡大し、AIに何でもお任せの時代。下手なコンサルタントなど不要の時代でもある。さて、老兵の我が身はどうすべきか。「悪意の科学」:サイモン・マッカーシーを読んでいる。

ここから先は

236字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

最後までお読み頂きありがとうございました。よろしければ、サポートお願いします。文献購読&調査等に活用致します。