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備えあれば憂いなし。去年コロナに感染した経験からお役立ちメモを作りました

こんにちは。佐伯紅緒です。

私は去年の8月初旬、新型コロナウイルスに感染。まさに去年の今日(8月2日)、PCR検査でデルタ株の陽性判定を受けました。(そのときのレポートがこちらです)
あのときはなんて運が悪いんだろうと我が身を呪ったものですが、なんの、今思えばあのとき罹ったのはむしろラッキーだったのです。

といいますのは、もちろん、あの時期も医療現場がのきなみ悲鳴をあげており、たくさんの方が亡くなったのですが、あの頃はコロナに罹るというイベントにはまだまだスペシャル感があり、今みたいに国が「もうそれぞれ勝手にやってください」とサジを投げてしまうような状態ではなかったので、今より保健所やら医療機関やらが親身になってくれたからです。

こういうのをものの言葉で「厄の先どり」というそうですが、おかげさまで私は今、大多数の方々よりは恐怖心が少ない生活をさせていただいてます。

そもそも、同じ状況も長く続くと人は良くも悪くも慣れてしまうもので、私のときはまだなんだかんだですぐ入院できましたけど、今のこの状況、もう私がまた罹ってもあの時のような待遇は望めるとは思ってません。だから絶対罹りたくないし、そのための対応策もいろいろと嵩じています。

今日はそんな私が今やっていることをお伝えしたいと思います。

どれも簡単なことなので、え? なにそれ?そんなこと?とか言われそうですが、私の実感として、それすらやっていなくていざ罹ってからアタフタ連絡してくる人が多いので、転ばぬ先の杖、使えそうなところがあったらドシドシ使っていただければ幸いです。

(あ、ちなみにうがいだ手洗いだマスクだは割愛します。当然のことですがそれはもちろん大前提)

まず、元気なうちにどこでもいい、かかりつけの近所の町医者さんをつくっておいてください。あるいはいざとなったら近所に駆け込めそうな病院を数件見つけておく。大した手間ではありません。家に帰る道すがら病院をなんとなくチェックしたり、健康でアタマが動くうちにネットでサクッと調べておきましょう。

なぜなら、去年の騒動をドタバタの末に生き延びた私の体感としては、やはりかかりつけの病院というのは最強ツールだったからです。お医者さんも人の子です、今のような有事の際、見ず知らずの人より顔を覚えている人の方が「どうにかしてあげたい」と思いやすいはず。

だから、内科でなくても耳鼻科でも整形外科でも構わない、なんでもいいから顔なじみのお医者さんをつくっておく。

私の場合は駅前にある、風邪とかひくと薬をもらいに行くクリニックの院長先生に助けてもらいました。そんなによく知っているわけではありませんが、普段から診療時に雑談とかしていたので、私がコロナになった時も直接電話に出てもらえ、なんと院長先生みずから私のために保健所にかけあってくれました。いや人間関係って本当に大事です。

ちなみにあのとき先生に教えてもらった裏ワザとしては、

病院は救急車は断れるけど保健所の依頼は断れない

既往症のかかりつけ病院は入院を優遇してもらいやすい

周りに罹った人がいて薬を届けてあげたい時も、友達がというと絶対に医者は薬を出してはくれない(というより出せない)。でもすいませーん私アタマ痛いんです、とか言えば医者も本当はわかっているけど、はいそうですかとカロナールなんかを処方してくれる

などです。

去年の夏はそんな感じでいろいろ悪知恵がつきました。

次に常備薬。

熱冷まし、咳止め、漢方、冷えピタ、経口保水液。
ここでまた活躍するのが「生身の人の力」です。
というのは、何をどう買えばいいのかサッパリ見当がつかない時、やはりいちばん効率がいいのはそれを売っている人に聞くことだから。

なので、わからなければ最寄りの薬局とか漢方薬局とかに飛び込み「すみません、いまなにを用意すればいいですか」と聞いてみてください。きっといろいろ教えてくれます。
幸い薬局は医療機関ほど殺気立っていませんから、健康なうちに行っておけば、おそらく親身になっていろいろ役立つ情報を教えてくれるはずです。

私の場合は漢方薬局のお医者さんの指示に従い、今は葛根湯、麻黄湯、板藍根、カロナールを常備しています。このへんは普通の風邪とかでも使えるのであとあと無駄にはならないはず。

この中でも私が最近特に気に入っているのが板藍根(ばんらんこん)。
SARSが流行した時には中国の人たちがみんなこぞってこれを飲んでいたそうで、これをぬるま湯に溶いて一日3回、うがいをしてそのまま飲みます。
私は今、外出から帰るたびにこれでカーッとやってますが、そのなんとも不思議な味わいもあいまり、なんだかよく効いてくれているような気がします。頼むぜ中国四千年。
(あくまで個人の感想です)

あと、抗原検査キットとかも通販で買っとくと良いと思います、正直精度はアレですが、今は病院でPCR検査受けるのにも数時間待ちらしいので。

あと、罹ったときの人的ライフラインは絶対に確保しておきましょう。一人暮らしの人は特にです。家族、友人、職場の人、お医者さん、もう本当に誰でもいい。「助けて」と言える相手がいるかいないかが今はガチで生死を分けます。

そして「あれ、もしかして罹った?」と思った場合は、身体が動くうちにすぐ当面の食料を確保してください。本当は外出はもういけないのでしょうが、このご時世では仕方がありません。なるべく人に接しないよう、必要なものをサッと買い、そそくさと家に帰り、来るべき災厄に対して中指をおっ立てて臨みましょう。

あと最後になりますが、これはもう自分ではどうにもならないと悟ったら、迷うことなくなりふり構わず医療機関に頼ってください。チケットぴあで推しのコンサートをとる勢いでしつこく連絡するのです。電話がダメならアプリを活用、それでもダメなら救急車。もうこの際日本人特有の奥ゆかしさなどきれいに忘れ、ラテンノリでガンガン迫り、ビョンセかブルーノマーズにでもなったつもりで積極的に乗り切りましょう。

私からは以上です。

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