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作:悠冴紀 大気をいたわりながら ゆっくりと 誰かと歩んだ幼い日のように 息をしてみて 見えるだろうか? そこに広がりゆく花の まばゆい白さ 雪よりも白い柔らかな花びらを 薔薇のごとくに しっとりと広げ 光散りばめながら 冬の静けさに霧散していく 永遠に似た一瞬の開花 そうだよ その花は 君の花 君の中に蘇った潤いの化身 思い出したんだね 雪よりも白いその花に 包まれながら生きるすべを 大気をいたわりながら ゆっくりと 信じた誰かを思い浮かべて 息をしてみて