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労組満足度向上術 (14/16)職場自治活動(②議論の種をまく編)

労組満足度向上術の13〜16は職場自治活動について触れていくうちの今回は二回目。②議論の種をまく。

職場自治活動は前回説明しているのでここではかんたんに。従業員自身が自分たちの職場における問題や課題を議論し、解決するために行う活動のことを指します。そのファシリテーターを誰が担うかというと、組合の委員が中心になります。

ちなみに前回はこちら↓

労組満足度向上術 (13/16)職場自治活動(①委員垂直立ち上げ編)|さえ_日本のリーダーシップの総量を増やす|note

文字で書くと結構かんたんなんですが、従業員自身が自分たちの職場における問題や課題をまず正確に見つけることは意外と困難を伴います。「上司が悪い。」「誰々のせいだ。」と犯人探しになることもあります。「こんなんどうしようもない。」「昔からそうだから。」と疑問を投げかけても潰されてしまうこともあります。

従業員から意見をうまくどう吸い上げるか、それをどのように育てていくか、まとめていくか、課題提起につなげていくかはとても大事です。

私はアンケートで職場の状態を15個の設問で聞いています。上司と目標のすり合わせはできているか?総じて仕事の満足度はどうか?安全衛生に問題がないか?などです。これら設問から自身の職場を振り返ってもらって、議論の種を探します。

更にこれらの疑問の種を委員会に持ち寄らせて、各職場の状態を共有してもらいます。そうすると自分の職場が他と比べてどのように違うかが明確になっていきます。更にアンケートを数値化して委員全員同じ土俵で比較できるようにしています。これによって、お前の職場、ここのスコア低いけどなんで?と自然と質問が出ます。このようにお互いのリフレクションが起きます。そして議論の種はどんどんと芽を出し、お互い解決策すら話し合い、果実が取れてしまうこともあるのです。

労働組合のいいところは横並びで対等に議論できること。部長とは違い、自分の職場のことを議論したところで自己否定されません。そのため、ざっくばらんに意見交換ができます。これが部長・課長にはできません。他の職場と比べてうちはここができていないなと素直に受け入れられる人、さらけ出せる人は少ないです。いないとは言いません。できる素晴らしい人もいるのは事実です。ただ、難しいです。

僕らはこの横並びの議論から、よりよい職場にするためのヒントを見つけることができます。議論の種を適切にまけば、自走的に解決策が出てきます。その種まきが下手だと、委員会はお通夜のような静けさになります。うまい種をまいて、果実をゲットして行きましょう。

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