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幸せという感覚を焼き付ける


よく、

幸せの基準は自分次第

って言われている。


お金があって、地位があっても、幸せを感じられない人もいれば、
何もなくても、貧しくても、毎日幸せを感じられる人もいる。

まさに自分次第。

私は、ある挫折を味わってから、思考の傾向がネガティブになりやすくなった。
カウンセリングを定期的に受けているが、今もアップダウンがある。


少し前、カウンセリングにしばらく行けなかった時、うつ状態がひどくなったことがあった。
休んでも、体が休んでいない気がした。

そして、カウンセリングに行ったときに、ボロボロと涙をこぼして、カウンセラーさんにそれを訴えた。

私のカウンセラーさんは、私が涙をこぼすと、彼女も泣きそうな目でうんうん、と頷きながら私の話を聞いてくれる。

その表情は、私に

「彼女は私の気持ちをわかってくれている」

という安心感を与えてくれる。


そして、彼女は言った。

「辛いのはわかった。最近で、何か少しでもいいから楽しかったとか、嬉しかったとか、そういう感情が出たことはなかった?」

と言われた。

そこで、少し前に夫とハイキングに行ったことを思い出してみた。
木々の緑と済んだ空気を感じて、

心地がいいなあ

と感じたのを覚えている。


そのことを細かくカウンセラーさんに話した。

すると、

「ほら、さっきと全然違う表情になった。」

と言われた。

確かに、その事を話している時はネガティブな感情が消えていた。


その感覚を脳に覚えさせると、悪循環な化学物質の連鎖が止まるというような事を言っていた。


そのカウンセリング後から

自分が幸せを感じたこと、心地がいいなあと思ったことをノートに時々書き出している。

そのほとんどが、本当にささいなこと。

例えば、

天気がいい日の空が青さ。

ハイキングでみた木々の緑。

奮発して買った美味しかったサーモンのお刺身。

スーパーで、赤ちゃんが微笑んでくれたこと。

ぐっすり眠れた日の翌朝。

初めて行ったカフェのコーヒーが美味しかったこと。

一目惚れで洋服を買った時。


など。

もちろん、特別な事も書くこともある。


富士山の頂上から見た、日の出。

インドのタージマハル。

子供の頃仙台で食べたウニの味。

ニュージーランドの田舎町で見た星空。


書いていると、その時の気持ちがよみがえってくる気がする。

そして、

こういうことをすると私は幸せで心地がいいんだ

と再確認できる。



前述したが、私は、精神的に安定せず、ネガティブな思考をする傾向がある。

しかし、ゆっくりとノートに自分の幸せと思ったこと、心地が良かった事を書きとめている間は、とても穏やかな気持ちになれる。


これを習慣にして、

幸せという感覚

を自分の頭に焼き付けて、

自分が幸せと思える人生を歩んで行きたいと思っている。





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