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【椎骨動脈解離:8】 退院後の生活と3週間ぶりの検査、医療費のことなど。

2023年12月7日 頭痛が始まる
12月8日〜   市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン系、イブプロフェ
        ン系など)を飲む、マッサージを受ける
12月16日    クリニック受診(MRに空きなし、レントゲンのみ)
12月21日    クリニック受診(MR)右側椎骨動脈解離と診断
        ロキソプロフェン処方、紹介状をもらう
12月25日    紹介状を持って脳神経外科病院受診、経過観察となる
12月31日    頭痛が悪化、時間外に脳神経外科病院を受診
        MR検査にて新たに左側の椎骨動脈解離が発覚
        入院し経過観察(採血、心電図など)
2024年1月1日  MR
1月4日     MR、首エコー
1月6日     採血 この頃から頭痛が治まる
1月11日     MR、採血
1月12日     退院
1月31日    外来受診、MR

今回の記録は1月31日まで。

7からの続き。

両側椎骨動脈解離にて2023年の大晦日に入院。1月12日に退院後は、まあまあおとなしく自宅療養の日々でした。

仕事はほんの少しずつ再開。
調べ物と書き物をしたり、札幌市内だけなら、ちょっとした取材に出かけたりしています。フリーランスなので、収入が減るだけ(まあ問題と言えば問題だけど)で融通を利かせられるのはよかったです。

会社員だったとして、退院の翌日からフルスロットルで仕事ができたかと言われるとちょっと怪しい。安静にしていたぶん体力が落ちているのと、首に負担をかけるとやっぱり痛みが出るので、無理はしないほうが良いと思います。

日によってはまだ痛みがあります。ロキソニンを飲んだのは数回だけ、薬なしで過ごしたり、カロナールを飲んだりしました。痛みがあるとちょっとドキッとするものの、血管の一部が解離したままなのだから、痛い時もあって当たり前だと割りきって過ごしています。

1月31日に外来受診。いつものMR検査後に、主治医の村木先生の診察がありました。それにしても何度やってもMRはうるさい。代わりに好きな音楽とか聴けたらいいのになと思います。

さて、診察。まだ完治はしていないけれど経過は良好とのこと。

たしかに退院前の画像と並べて見ると、血管のボコボコしていた部分がだいぶシュッとしています。動脈瘤などになっている様子もなく、両側とも自然に修復されてきているようです。私の椎骨動脈、がんばった。

次の診察は2ヶ月後、基本的には普段どおりの生活でOKとのお話でした。

次回の検査ですっかり良くなっていたらいいな。
まだ完治とはいかないものの、気分的にはかなり楽になりました。

千鳥のノブさんのように10年近く経ってまた椎骨動脈解離になることもあるようなので、繰り返さないようにしたいものです。

これといった予防法がないのがつらいところだけれど、血圧を上げないようにするとか首をバキバキするような動きやマッサージは避けるとか、自分なりに気をつけて過ごそうかな。

日々の暮らしは問題なく送れています。

残念だったのは、献血ができなくなりそうなこと。
献血ルームで直接聞いたわけではないけれど、サイトで調べた限りでは脳血管疾患の既往歴があると献血をするのは難しそうです。

子宮頸がんになったことがあるので骨髄バンクの登録ができない自覚はあったのですが、献血にもさまざまな制約があるのですね。

貧血が解消されたら(ちなみに子宮筋腫で婦人科へ通院中です)また献血に行くつもりだったので、機会があれば聞いてみようと思います。

何の支障もなく全血400mlとか献血できていた若いころがなつかしい。健康って本当に大事です。

最後に保険と医療費について。

医療保険はそれほど手厚くかけていないのですが、道民共済(総合保証2型+医療特約)の給付金が出ました。入院に10万円弱かかったのに対し、支払われたのは7万円ほど。全額まかなえるほどではなかったけれど、道民共済の保険料は月々3000円。まあこんなものかな。

インターネットで道民共済マイページから給付金の申請をして、届いた書類に自分で記入。退院時にもらった明細書のコピーなどを添付して返送すればOKでした。主治医の先生に新たに診断書を出していただくなどのお手間をかけずに済んでよかった。

通院にもMRの検査などで多少お金がかかるけれど、次は2ヶ月後。それほど高額な医療費がかかって大変!という感じではありません。

どちらかというと仕事をサボってしまった分、実入りが減ることが問題です。定額のお給料制でない皆さま、充分にご存じかと思いますが本当にお気をつけて。

昨年逝去された山崎元さんは、ご自身のがんでの闘病に関するnoteの記事で「病気治療が必要ない場合に獲得可能なはずだった経済価値の中で取り込み損ねたコストを機会費用として認識する必要がある」と綴っていらっしゃいました。

山崎さんほどの方ならば、治療にかかった費用そのものより、その間にご自身が稼げるはずだった金額の方がはるかに大きいことでしょう。

経営者や規模の大きい個人事業主の方などは大変だろうなと思います。
一方で、子供のいる主婦の方であれば、家事や育児の外注による費用もかかりそう。

経済的にどのようなリスクがあるのか、人それぞれです。中年になるといつどんな病気になってもおかしくないのだから、それなりに備えておくことも大切かもしれません。

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