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銚子で始まるLove so sweet

1泊2日の銚子旅に行った。
銚子といえば、銚子丸。

とにかく、海を見たくて仕方がなかったのだ。
友人と2人でほとんど下調べもせずに、銚子に行くことに決めた。

▼銚子はこんなところにある。まさに列島の曲がり角にいる感動で、ついスクショを撮った。

コロナで旅行らしい旅行はほとんどしてないし、最近は海もほとんど見ていないので、銚子に行くというそれだけでテンションがマックスにぶち上がった。(この間、久しぶりに英会話授業を受けてみたので、文章がやや英語っぽい組み立てになっている気がしてきた。かぶれやすすぎる。ちなみに英語で「わかる」は「totally」だそうです)

しかし……

とりあえず到着すりゃええという甘い認識を持ちしものに、神はほほえまない。

東京駅から「しおさい」という特急に乗り換えるのですら、四苦八苦ガールズオンザビーチ状態に陥った。

私も友人も、向かいのホームに乗り換えればすぐ乗れるっしょ!と思っていた。しかし、東京駅に向かう最中の中央線で、「しおさいは、3-4回くらい階段を降りた地下深くにあり、中央線から9分くらい徒歩でかかる」ことが判明する。

つまり、ギリギリ、特に発車5分前にごろに到着予定だった友達は、あんなに楽しみにしていたしおさいに乗ることすらできない危機が訪れた。

東京駅に向かう電車の中で、極限状態

しかし、いざ東京駅について、しおさい乗り場のホームまで冷静に歩いてみたら4分くらいでたどり着いた。
なんで??
ありがとう、神!!

チーバくん、暗闇で見たらびっくりしそう

無事に銚子に到着。
銚子では河童ハウスという運命の出会いや、激うまイワシ定食なんかを食べたけどこれはまた後日話すとして……。

一通り銚子駅周辺を満喫したあと、向かうはさらに先の犬吠駅。

犬吠駅に向かうには、濡れ煎餅を販売したり、マズい棒を生み出したりしながら、廃線を乗り越えてきた噂の銚子電鉄線に乗らねばならない。

駅改札に入った、その時だった。
遠くから電車が発車する合図の音が聞こえる。

銚子電鉄は1.5時間に1本くらいだからこれを逃すとものすごく痛い。

自分たちの計画性と学習能力のなさ絶望し、息絶え絶えでホームを目指して階段を駆け降りる。

すると、少し前に同じく駆け降りている25歳くらいの非常に爽やかな青年が目に入った。

そして、突然、クルッと振り返ってきて大きな声でこう尋ねてきた。

「この電車にー!!!!乗る人ですかーーー?!!」

驚きながら、急いで遠くの電光掲示板をよくよく見れば、ホームに止まっている電車は乗りたいものではないことがわかった。

「ち、違います!!!!」

そう答えると、青年が乗りこむと共に、プシューとドアが閉まりすぐに電車は見えなくなった。

一瞬の出来事だった。

なぜ、少年は、あんな質問をわたしたちに投げかけたんだろう。

ぐるぐると心を疑問が駆け巡り、議論を重ねた結果。

〜妄想〜

青年は、実はこの路線にまつわる御曹司だったー
旅行客が息絶え絶えに階段を駆け降りてくるのを見て、ソワソワする気持ち。

こんなことをしたら家族に怒られるかもしれない。
でも、こういう時のためにこの御曹司カードがあるんだ。

この電車に乗れず観光を楽しめない人がいるくらいなら、
俺が怒られれば済む話だ。腹を括ろう。

青年「この電車に、乗る人ですか?」

私たち「そうです!」

青年「すまない、電車発射させるのを30秒だけ待ってくれないか?」

車掌「お坊ちゃんが言うなら仕方ないですね‥…」

突然の出来事に驚きながら、なんとか電車に乗り込んだ瞬間、ドアが閉まる。

そして、どこからともなく流れる嵐の「Love so sweet」……。

f.i.n

という話題でひとしきり盛り上がったあと、本来乗るはずだった駅に到着して目に入ったのは「絶対にあきらめない」

銚子の言葉遊び好き

この旅で学んだのはまさに「あきらめない心」

そんな、私たちの銚子旅、
Love so sweetが今ここに。

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