【読書感想】アルジャーノンに花束を 感動したい人はとりあえずこれ!心にブッ刺さる 不朽の名著
これは、、、切なすぎるッ!
なんだかやり切れないし、幸せとは何なのか?と考えさせられる内容。
前々から気になっていた小説「アルジャーノンに花束を」を読んだ感想を綴っていきます。
この小説はSNSでよく紹介されていて、内容は全く知らなかったのですが、それだけ多くの人が読んでいるくらいなんだから、「なんとなく面白そうな小説だなぁ」って思っていた程度でした。
で、先日、図書館を巡っていると、この書籍が異様な光を放っており、目に止まり手に取った次第です。
まるでスタンド使いがひかれ合うかのように、書籍にひかれたわけです。
ではここで、簡単なストーリーを紹介です。
なるほどな、知的障害をもつ主人公が天才になって無双する話なのか、これは面白そうだな、と俄然興味が湧く。
まず読んで初めに思ったのが、「・・・メッチャ読みにくい!!」
これは仕方のないことなのですが、知的障害を持つ主人公チャーリイが書いた手記のような内容から始まります。
というか、物語全般、この手記(本作では結果報告と呼ばれています)で綴られて進行していきます。
幼児並みの知能しかない主人公なので、文字はほどんどひらがな、読点句読点はメチャクチャなので、「読みにくッ」と思いながら読み進めました。
やがてストーリーが進み、主人公の知能が向上していくと、文章は読みやすくなるので心配は御無用です。むしろ海外ものの割にとてもサクサク読めます。
そして主人公が知能を得ると、今まで見えなかったものが見えてきます。
それは、日常生活を送るうえで必要な知識だったり、人の気持ちだったりなのですが、良い面も悪い面も見えるようになったので主人公は困惑します。
これを読んで私は、映画「マトリックス」主人公ネロがプラグを抜かれて、眠りから覚めた状態を連想しました。
現実を知らずに眠り続けた方が幸せだったのか、それとも過酷であろうと真実をしっかりと見据えることがよいのか。どっちなんでしょうね。
知能を得たことで、学習する喜びや愛に目覚めるチャーリイですが・・・やがて残酷な事態に見舞われることになります。
ここから先はネタバレになるので、ご自身で読んでほしいところなのですが、本ッッ当に考えさせられる内容なんです。
私は読んだあと、余韻でしばらく動けませんでした(笑)
大袈裟じゃなく本当に、
ネタバレにならない程度に言うと、最後の最後にタイトル回収がきます。
・・・これにはやられましたね。
さすがは長く広く読み続けられている小説だけはあります。
心に深く刺さる物語には間違いないので、ぜひ読んでみてください。
心がすさんだあなたにメッチャおすすめです!激推しです。
すさんでない人もおすすめですので・・・ぜひ!
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