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うろ覚えで古のフリーゲームを紹介するやつをやろう

はるか昔。まだ自分でお金を稼いでいなかったもしくは使えるお金が多くはなかった頃……人類は何をして過ごしていたのか。

そう!フリーゲームです!

中高生はみんなフリーゲームをプレイして青春を過ごしてきました(偏見)
そんなわけで、今回はふと思い立ったので自分がプレイした印象に残っているフリーゲームの話をしようと思います。
年月の経過を感じる為に特に調べずに覚えてる限りでやります。なんか違うこと言ってたり、曖昧なこと言ってたら「もう、ずっと前のことなんだな」と悠久の時に想いを馳せてください。物は言いよう。ではやっていきますか。

洞窟物語

フリーゲームアクションSTGの金字塔!3DS、Switchでも発売された伝説のフリーゲームです。
古き良きドット!ピコピコしたBGM!魅力的なキャラクター!かわいくもちょっと怖い敵!とにかくゲームの隅から隅まで魅力たっぷりなんですよ。
ゲームとしての難易度もそこまで高くはないです。遊びやすい程よい難易度、といったところ。
私のプレイしたフリーゲームの中でも一番印象的なこのゲームからお話していこうと思います。

この洞窟物語というゲームには複数の武器が登場します。そして、その武器ひとつひとつにレベルが設定されているのです。
入手直後はレベル1の状態で、敵を倒した時にドロップする経験値を得ることで2、3とレベルが上がっていきます。レベル3が最大だったか、レベルMAXがあるんだったか……ともかく、レベルが上がれば基本的に性能も上がっていくのですが、そもそも性能自体が変わってしまう場合もあるため、あえてレベルを上げないでおくといった選択も可能!いや~~~戦略的!
他にもチャージするとレベルが上昇する武器やレベルが変動しない武器など、一辺倒にはいきません。それも魅力の1つです。

次!このゲームには、複数のエンディングが存在します。つまり、マルチエンディング!無料のフリーゲームでですよ?マジかよビックリだぜ。
種類としては、バッド・ノーマル・トゥルーの3つ。
特にトゥルールートはバッドとノーマルとは一線を画する点があります。それは難易度!
上述した通り、このゲームの難易度はそこまで高くありません。しかし、このトゥルールートで登場するステージはかなり難易度が高いです。即死ポイントや敵の物量がすさまじい!やり応えのあるものになっています。

さらに、収集アイテムや限定的とはいえタイムアタック機能なんかもあったりして、やりこみ要素も豊富。そしてなんといっても王道で盛り上がるシナリオ!だんだんと明かされていく主人公の秘密にはワクワクすること請け合いです。
今でも恐らくPC版は無料で、Switch版には色々モードやら何やら追加されているようです。ぜひこの機会にプレイしてほしい1作。

シルフェイド幻想譚

ASTGを紹介したことですし、次は王道RPGのご紹介。

まずスタート時に3体のトーテムの内1体を選んで旅へと出発します。ポケモンな!
フィジカル強めの狼(名前忘れた)、スピードタイプの鳥(名前忘れた)、魔法に特化したスケイル…とかなんかそんな感じだった気がする。
狼は持ち物を持てる量が多いとか、鳥は足が速いとか、スケイルは水中を移動出来るとかそういう特色があります。

そして、このゲームにはタイムリミットがあります。それは14日間!(確か)
ゲーム時間中で14日が過ぎるとゲームオーバーとなってしまいます(確か)
プレイヤーは、この14日の間に「災厄」をとにかく何とかどうにかすることが目的となります。
14日の間、世界では時間が経過していき、その中で様々に状況が変化していきます。それは例えば村が滅んだり、特定のタイミングであれば仲間にすることが出来るキャラクターがいたり……14日という時間の中で、何をするのかはプレイヤーの自由です。即事態解決に動くも良し、気ままに世界を回るも良し。その自由度がこのゲームの魅力のひとつです。

さて、このゲームの魅力はそれだけには足りません。最初にトーテムを1体選択して旅に出ると書きました。このゲームは、トーテムと会話が出来るのです!
単に「会話」というメニューがあるということでもありますし、装備を選択することによってトーテムが様々な反応を返してくれたりします。これがまぁ~~~~パターンが多いし、反応も面白いしでこれを見るだけで3周する価値があると言っても過言ではありません。
トーテムで3周。そしてさらに!このゲーム、仲間を1人だけ連れ歩くことが出来るんです。この要素も周回したくなるポイントのひとつ。仲間になるキャラクターは……5、6人くらい?はい、これで6周。なんならもっといたかもしれない。
さらに主人公の性別も変えられるのでさらに周回数ドン!すげえゲームだぜえ!この仲間との会話もあるので、本当に隅から隅まで楽しめます。
ストーリーも王道のRPGといったところですが、どんでん返しやアツい盛り上がりもしっかりあります。
このコロナ禍の中、暇な時間が多いという方は空中大陸へと降臨してみてはいかがでしょう?

片道勇者

こちらはシルフェイド幻想譚と同じ制作チーム(?)の強制横スクロールローグライクRPGです。強制横スクロールなので、基本的に後戻りは出来ません。俺の屍を越えていけ。
どんなゲームかっていう説明はとても簡単で、追ってくる闇から逃れながら魔王を倒して世界を救おう!って話です。シンプルイズベスト。
そんなこのゲームの魅力ってどこなのかというと、まず「はじめから」を選択する度に世界を創造することが出来ます。ランダム要素があるわけです。同じゲーム体験は二度は無い!……ありますけどね。同じ世界に降り立つ方法もあります(でも忘れた)

最初に職業を選ぶんですが、最初は3つ。そこから条件をクリアしていく度にどんどん解禁されていく形式です。かなり数は多いですよ。どの職業も個性的で結構面白い。山登りが得意とか、水場の移動が得意とか。

あと、エンディングが結構多い!敵にやられてゲームオーバーになるのも1つのエンディングですし、背後から迫る闇に飲み込まれるのも1つのエンディング。魔王を倒すのも、倒さないのも、地平の彼方を目指すのも。
シンプルなゲーム性とは裏腹に、しっかりと練られた世界観が魅力です。魔王はなぜ世界を喰らう闇を解放したのか?闇とは何なのか?世界の果てとは?
それらの答えは君自身の目で確かめよう!(ファミ通)

今ならSwitchで追加要素のある「片道勇者+」が発売中です。2000円もしないのでお得ですよ。いかがですか。いかがですよ(?)

ゆめにっき

これはもう知らない人いないだろ!ってゲームですね。フリーゲーム楽しんだ世代だけ?嘘だろ?みんな知ってるだろ?
私はホラーゲームをプレイするのはマジでダメなんですが、それでも最後までプレイした数少ない雰囲気怖いゲームがコレです。ただ、決してゆめにっき自体はホラーゲームではないなという拗らせた面倒なオタクでもあります。ゆめ2っきはホラーゲームだと思うけど。

何するゲームなの?と言うと、夢を練り歩いて観光しながらエフェクトっていうアイテムを全部集めよう!ってゲームです。ハートフル!
目的自体はエフェクトを全て集めきることなんですが、ぶっちゃけそれは最終目的で、エフェクトに関連しないイベントだったり、場所だったりがすごく多いんですよね。
で、私的にはこのゲームの楽しみ方は主にこの、「夢の中を見て回ること」なんです!
気ままに夢の世界を巡って、怖い思いをしたり、雰囲気に和んだり、切なくなったり。そういう気分を味わうのが醍醐味だと思っています。
目的も無く、ただ夢の世界をフラフラと巡るのが個人的にはとても楽しい。
夢の世界には様々なキャラクターが点在していて、それらは主人公「窓付き」ちゃんに対して友好的であったり、無関心であったり、敵対的であったり……。
この世界観を隅々まで味わうというのが、このゲーム最大の楽しみであり、魅力を知る最も良いプレイングだと思います!

最終的に全てのエフェクトを集めきった先にどんなエンディングがあるのか。それは君自身の目で確かめよう!(ファミ通)

PAUSE AHEAD

最後はFlashゲーム!懐かしきFlash!おもしろフラッシュ倉庫とか知ってますか?知らない?そう……ですか……。
そんなわけで、こちらはWebブラウザ上でプレイすることのできたFlashゲームです。現在はFlashのサービスが終了してしまったので、残念ながらプレイすることは出来ませんが……どこかでプレイできるようにしてくれないかなぁ……。

このゲームは一言で説明するのであれば、そうだなぁ……アクションパズルゲーム、でしょうか。
ステージ中に仕掛けられたトラップやギミックを回避して先へ先へと進んでいくことになります。1つ1つのステージは短いものですが、ステージ数もそれなりにあり、何より結構難しい!そしてこのゲームで必ずやって来るのが、詰みポイントです!
「エッ!?絶対に回避不可!」みたいなポイントがあるんですよ。トラップ避けられない!っていう。
そんな時はどうすればいいのか。

そう!ポーズしちゃいましょう!

このゲームはポーズがステージをクリアするシステムのひとつになっているんです。
ポーズすると、主人公の狼男くんがポーズ前の運動エネルギーを保ったまま他の全てが制止。上へとジャンプしていれば上へ進み続け、横へジャンプしていれば横へとスライドし続けます。壁にぶつかるか、ポーズを解除するまでその動きは止まりません。
この特殊な機能を駆使して、ステージを進んでいく……そんなゲームとなっております。この辺の仕様がアクション"パズル"ゲームと私が形容した所以です。

そして、このゲームも世界観がとっても素敵なんですよ。
舞台は迷宮のような場所。ポーズをする度に、画面中央にゲームのtips的なものが表示されます。
……が、だんだんと不穏になっていくんですよ。その文言が。具体的にどんなものだったかは覚えてないんですが、少しずつ不穏になっていくその文言が不気味さを演出します。
迷宮を進むなんかよくわからんかわいいキャラクター。ちなみに、主人公はウェアウルフ(人狼)だそうで。特にゲーム中で語られることは無いんですが。

こちらのゲームにも隠しステージが存在します。
道中にある鍵を3つ集めると解放されるのですが、洞窟物語の隠しステージを彷彿とさせる雰囲気でしたね。あっちよりさらにダークですが。

ポーズして、ギミックを突破するというのが存外面白くて、攻略法もひとつではありません。どうポーズすればギミックを突破できるのか?自分なりの攻略法を考えるのが楽しいですし、何より突破出来た時の快感ときたら!もう、ね!もうプレイ出来ないのが悔やまれる…。
動画サイトとかで検索して見てくださいな。

以上!5作品でした。
プレイしたフリーゲーム自体はもっとたくさんあるんですが、忘れっぽい私が未だに覚えているゲームはこれらの作品達なんです。
インディーズゲームがメジャーとなりつつある今、それでもフリーゲームは存在しています。
フリーゲームにはフリーゲームにしか無い魅力があるんです。試験的なシステム、試み、シナリオ……お金を取らないからこそ気軽に出来る、それがフリーゲーム!

みんな、フリーゲームやろうぜ……!


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