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年初の財布探し

今年は財布を買おう。

去年は欲しくて欲しくて堪らなくても、お金の問題とまだ使える物を安易に捨てるのは可哀そうなどの気持ちが有って買う事を控えていた。

今年は買うぞ、新春に買った財布は張る財布というとネットの記事に書いて有って、今が買い時と自分に言い訳しながら財布を探していた。

私は財布には求めるものが多い、なので探す時にはネットでじっくり探してから買うようにしている。

現在の私の求める財布はこうだ。

①薄くてバックに入れても邪魔にならない、でも結構入る。(このでもは曲者で自分でも無理だろーと思う。)

②小銭入れと札入れは別で、小銭入れには鍵が入る。

③小銭入れと札入れは出来れば同じブランドでそろえる。

たったこれだけ、たったこれだけなのに、それに匹敵する財布が中々見当たらない。

財布メーカーは基本的に一つの財布で事足りるように作っているのだと思う、長財布に小銭も入れられると良いだろうとか、小銭入れにカードも札も入って出来れば鍵も、なんて思っているように見受けられる。

私の場合、普段は鍵付きの小銭入れしか持たないし、お出かけの時には長財布と小銭入れを両方持つので、使い勝手を考えると、その場に応じて使い分けができるのがベストだ。

今の時代、金額の高いものを買う時はほぼクレジットカードの決済になるので、大金を持ち歩く事も無く、カード入れプラスアルファで札を数枚入ればそれで良い。

私のライフスタイルに合う財布は無くは無いが、気持ちの乗らないのが多い。

気持ちが乗らないってどういう事かというと、「かっわいいー。」みたいな財布なのです。

男性諸氏は(男女差別はいけないので女性もと言っておきます)解らないかもしれないが、私は感性的な「可愛い」を物選びの基準にしている。

可愛いとは何ぞや、人に説明するのは難しくなってしまうのだが、美しいとか使いやすいとかとは一線を画し、手に馴染むとか自分が何度見ても嬉しいとかと言って良いんじゃ無いのかなと思う。

「かっわいいー。」と言っている女子高生と同じ様な感性かも知れないが、そこは私は大人ですから、ちょっと違って肌触りや質感や自分にとっての美意識を納得させてくれるもの、そう云うものを手元に置いておきたいのです。

子供の頃から財布には拘って来たけど、そこは年をとっても変わりません。

ネットで探してこれを買うしか無いかなーなんて思っている時期に、娘が名古屋に買い物に行こうと誘ってきた。

私も娘も辞書が買いたくて本屋に行こうと思っていたのですが、近所の本屋さんは種類が少ない、三女が提案。

「名古屋に行こう。」

名古屋の駅前の三省堂書店さんなら種類もあるだろうし、駅から直ぐなので長時間歩いたり、バスに乗っていくよりもお手軽なのです。

決めると直ぐに行動に移すのが我が家、そうだ京都にデハナク名古屋に行こうと名古屋に出かけた。

最初に本屋に行くと、正月で一杯だと思っていた本屋はそれ程混んでいない、私の欲しかった類語辞典と、三女の欲しかった韓国語の辞典は見つかり、名古屋でウインドウショッピング。

去年から欲しかった財布も財布売り場で物色、普段はブランド物は買わないのですが、これは良いと思った物発見。

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マーガレットハウエルイデアのとても薄い財布、同じ感じでキーホルダー付きの小銭入れが欲しいと思って聞いてみた。

「これの小銭入れ在りませんか?」

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