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イイ夫婦の日に、共働きと家事の現状を考える

こんにちは。2歳の娘をもつワーママの町田さちです。


11/22はいい夫婦の日!とはいってもうちは別行動ですけどね。独身の頃はこの日が苦しかったなあ。入籍報告が多くて。そんな日に最近新聞を読んでいてもやっと感じたことについて書きます。


三日前の11/19は「国際男性デー」といって「男性の健康に目を向けて社会的性差についても目を向け」「一家の大黒柱であらねばならないといった考え方による男性の生きづらさを考えようという取り組み」の日だそうです。


「一家の大黒柱であらねばならない」。婚活男性にとって、年収問題ってネックですよね。女性はどうしても年収で男性を選びがち。結婚したいならば年収バーを下げろと言いますよね。新聞記事の中では女性の思い込みや偏見が男性の生きづらさの一部を作っている面もあり、女性の意識改革も大切と書いてありました。


確かにその通りだな、と思いました。結婚したいならば、時には自分と同じ年収、もしくは自分より低い年収でもしょうがないと受け入れることも重要。年収だけで判断せず、自分の本当に幸せになれる相手を選ぶという視点で選ぶことが必要。


とはいえ、モヤっと感じたのは、「じゃあ年収を求めない代わりに、他を差し出す覚悟はしているのか」ということ。具体的に言えば、家事・育児です。厳しい事を言うと、女性に代わって全ての家事育児をする!という覚悟はしているか、ということです。


年収同じなら家事育児全部やれ、これも女性の偏見になるのかな、と思いつつ記事にしたのは、男性の思う家事育児と、実際女性が担っている家事育児の現状には未だに乖離があると感じているからです。


シチズン時計が10月に既婚男女それぞれ200名にアンケート調査を行ったところ、休日の家事は男性が平均1時間5分に対し、女性は平均2時間12分。未だに2倍の差があるとのこと。家事を全くしない男性はかなり減っていることは確か。でも、女性の負担が重いのは現実。


家事ってね。名前がついている家事だけではないんです。料理をする、買い出しをする、という仕事の前提には「毎月の予算の中で」「バランスよい食事を提供するために」「冷蔵庫や在庫の確認をして」「料理計画を立てて」買いに行くという作業。子どもがいる場合は「子どもの遊ぶ時間や場所を考慮して買いに行く先を決める」などの考慮も必要。洗濯ならば「色物や繊細な衣料を分別する」「泥汚れやシミなどを予備洗いする」「天気予報を確認して洗濯計画を立てる」「適切な衣料用洗剤の在庫を確認し、場合によっては補充する」その後洗濯機で洗って干して、適切に畳んでそれぞれの収納場所にしまう。なのです。

ついでに言えば子どもの面倒みるであれば、「この子は今何で遊びたいのかな」「発達課題は何かな」「いいところを伸ばす活動は何かな」「どこで遊ぶのが適切かな」「安全かな」「持ち物は何が必要かな」などを考えます。ただ単に公園に連れていき、自分はスマホでゲームをしていればいいって話ではないのです。


女性はそれらを無意識下で全部考えて行動しています。それらを全て含めて家事育児です。そして実際考えている時間は家事時間に出てくることはありません。というか、それを数字化したら恐らく24時間になる。仕事しながらでも今日の業務後の買い物や料理や子どもへのクリスマスプレゼントの事を考えているのです。


とはいえこれらすべてを男性ができるかというと、それは無理だと思っています。「家事育児を全て書き出してくれればやるよ!」「そんなに完璧にできると思わないで!」と言いたくなりません?だからこそ「男性が自分で思う家事育児は全て自分がやるという覚悟はしてね」と私は思います。「全て」、あと、「いわれる前に」ね。仕事でも上司から言われてやるのは一人前じゃないでしょ。


ちなみに年収2千万円台のご主人をもつ専業主婦の方に聞いた話。朝6時から子どもたちの勉強の面倒を見て、洗濯は畳み終わるまでがご主人の仕事。夜帰ってきてから子どもたちが散らかした部屋を片付け、掃除機をかけ、「クッキーのタネを作成中にテーブルから落としてひどい惨状になった現場」の片付けもしているようです。


年収が高くてもそれだけやっているのです。なぜなら、奥様も奥様で子どもたちの教育に全力で寄り添っているから。奥様の頑張りを分かっているからです。


勤めに出ているから、専業主婦だから、というところで差がつくものでもないと思いますが、それでも、「給与を稼ぐことを一緒に支えてくれる女性」と結婚するなら「家事育児も一緒に支えよう」と思いませんか。


女性が担っている家事育児は、言葉にできない部分が多い。だからこそ、ぜひ「自分が思う家事育児」「お母さんがやってくれていたこと」と自分が思うことは自分が全てやってください。休日くらいは休みたい?ふざけんな♡休みたいなら、その分お金で還元しろ♡


2020年11月22日 町田さち


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