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【焼鳥屋からプログラマーを目指す四十代の物語】⑫令和2年2月ーその3

管理ツールの続き

続きますよ。お次はZoho Connect。グループウェア。ちょっと大掛かりなLINEって感じですね。

Zohoにアカウントを作って、クラスメイトさんと先生方とのネットワークに参加します。

プロフィールに写真を入れてみたり、即座に「次のテストーー自信あるー頑張るーあきらめる」みたいな3択アンケートを作ってフィードに流してくる、コミュニケーション強者がいたり、楽しいですね。

今後、先生から、授業の補足資料や追加の練習問題などのファイルが、ここにアップされるようになります。

あと、クラスメイトさんで、毎日、授業の内容をまとめたご自身のノートをアップしてくださる方が登場して、感謝することしきりです。ここは優しい世界です。


次。Git。バージョン管理ツール。気候が急に変わったかのようです。温帯からツンドラ。

Gitと、 Git Hubをダウンロード。

まぁ、それはいい。画面表示が全部英語だったとしても、まあいい。

「Next」さえ読めれば何とかなる。

そして、4人ずつ、チーム分けされます。

ミッションは、

1、Eclipseで、Javaのちょっとしたゲームのプログラムを分担して作成する

2、ソースコードをGitで管理するためのローカルリポジトリを作成

3、USBメモリを利用してリモートリポジトリを作成

4、さっきのソースコードのファイルを、読み、書き、可能な権限に設定して、ローカル環境からリモートリポジトリにプッシュ

4、次の人がUSBのリモートリポジトリからファイルを自分のローカルリポジトリにクローン。またはプル。コードを追加してプッシュ。

と、繰り返してプログラムを完成させる、というものです。

ファイルを自分の手元にもってきて書き換えて、みんなが見られるところにおいて、次の人は手元のファイルに前の人の変更点を足して、さらに自分のぶんを書き換えて、またみんなが見られるとこに置いて…、って、日本語で言うとなんてことない作業なんですけども。

こちとら例の黒い画面に流れる白とか緑とか赤とかのアルファベットと記号で、mkdirして cd してinit してshareして echo してcatして add してcommit してdiff して push してcloneして branchして checkoutして  margeして、ってやってくわけです。

そもそも、ディレクトリとかワークスペースの使い分けだって危うい(わたしは)。

ミッション・インポッシブルです。

君あるいは君の仲間が捕まり殺されても、当局は一切関知しないものとする…なお、このメッセージは5秒後に自動的に消滅する…

クラスメイトさん全員が知恵熱出そうになって取り組みました。全員、学校の閉館時間まで居残って、てんやわんやです。

わたしもあまりの解らなさに打ち震え、次の日、本屋に駆け込み参考書を買ってきて授業前にあわてて読みました。

翌日、先生の解説。

「開発現場では、どうにも解決できないトラブルとか、チームメンバー内のの齟齬はかならず生じるものですから、そういった場面での対処に慣れておく訓練も兼ねています。」

それを聞いたときね…あっしは思ったんですよ…「鬼」ってのは、鬼ヶ島にいるんじゃなくて、ひとの心の中に棲んでるもんなんじゃないか、ってね…


続きます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



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