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キラキラネームから見えてくる社会との繋がり


メタバースの学校、ニンジャ寺子屋です。 ”みんなでつくる、みんなの学校”であり、 授業から行事まで大人も子どもも一緒につくっています。 学びたいことを学ぼう 教えたいことを教えよう 好きは学びの出発点です。子どもたちの”やってみたい”を 応援したい学校です。その中で私は、さまざまな人をゲストに招いてメタバースで授業をしています。

子どもがいるご家庭は、
子どもの名前をどのように決めましたか?
また、ペットがいる場合にはどのように決めましたか?

「今日のミトロジー」著 中沢新一 講談社
を読んでいて面白い一文がありました。

競走馬の名付けと、最近のキラキラネームの付け方が似ている
というものでした。

名前の付け方、そこから名前を授ける者との関係性や
大きく言うと世相が見えてくるのかもしれません。

面白すぎる競馬の名付け

イヤダイヤダ
(頑張って走っていたら、応援しちゃいそうw)
カアチャンコワイ
(ただの悪口w)
ジーカップダイスキ
オトナノジジョウ
(母馬の名は、リャクダツアイ)

が、あるそうです。
競走馬への想いは、
馬主の”大きな馬の社会で勝ち抜いてこい”
とにかくたくさんある競走馬のなかで
みんなに愛され、活躍してほしいという願いが込められているのかと
思います。

馬の名付けに似ている

子どもを小さな家族という集団で育て、
大人になれば、社会に送り出す仕組みです。

昔は、その小さな集団が祖父母がいて、
先祖の存在が合って大きかったのです。
名前も、その家族の世襲に合った名前の付け方も
多かったのだと思います。

今は、子どもが大人になれば生計も別になり
完全な個人になります。
おぎゃ〜と生まれた小さな我が子は、いつか大きな社会の荒波に
放り出されます。

自分の子が、少しでも秀でてほしい
誰ともかぶらない唯一の名前(存在)であってほしい
格好いい名前をつけたい

その想いが、
宇宙(コスモス)
一番星(きらり)などの天体系
陸、海、空などの自然を連想させる
名前に現れているのではないでしょうか。

人の人智を超えた何かにあやかりたい
気持ちの表れだとも他の本で読んだことがあります。

子どもにこうなって欲しいという想いを込めて
つけられるのが名前です。
すっごく熟慮して考えた名前がその後に大成することは
約束されてないし、
五十六番目の子どもだから、
山本五十六と付けられたって
その後の人生で海軍の大将になるまで出世する人もいます。


親から頂いた名前を脱皮する子どもたち


キラキラネームを嫌と考えて、
本当に改名する方もいます。

その数は、少ないですが
一番多いのが、ハンドルネームです。
ネットの世界の中で、
自分で名前をつけます。

私も”さちこバナナ”で活動しています。
本名も気に入っていますが、
どちらも好きです。

今では、さちこバナナにも所属や繋がりがあるので、
改名にメリットがありません。

寺子屋生もこのハンドルネームで活動します。
寺子屋生の親御さんから
どのように
キノコヤキニクくんとか
KAPOさんと決めたのか
聞いたことはありませんが興味深いところです。

親からもらった名前(想い)とは
別に子ども自身の力で歩き出しています。

ハンドルネームを理解し、
活用できるようになったら社会の波に出せるのだろうなと
思います。

4歳の息子は、まだその理解が追いついてなさそうです。
きっと、ニンジャ寺子屋で
元気よく本名で自己紹介しちゃいますね。
だから、まだ寺子屋生には無理だなと考えています。

2歳は、やっと自分のお名前が言えるようになりました。
それまでは、全部”くまさん”でした。
保育園の記号がくまさんだからです。

そう考えると名前の認識にも成長があり、
実は社会との繋がりが見えてきて面白いですね。

子どもが子ども自身の力で歩くことを
応援でき、また親も近くでサポートできるのが
ニンジャ寺子屋だと思います。

詳しい情報はHPをご覧ください。


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