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三度目の恋

自動車文庫、という本好きにはたまらなく
ありがたいサービスがあり、月に一度
大型バンに本をいっぱい積んで
目の前の広場に来てくれる
もちろん予約もできる。新刊本は待たねばならない
たとえば東野圭吾さんの新作なら2年くらい?
ま、それはオーバーにしても。
読みたい本が多すぎて全部買うわけにはいかないので
一度読んでどうしても手元に置きたい本だけ買うスタイル
紙の本、しかも文庫本でなく単行本が好きなので
厳選に厳選を重ねても本は増えていき
しかも最近は倫也さん関連書籍もダ・ヴィンチだけでなく
雑誌パンフレットなど増殖している状態
で、そんな私の恩人ともいうべき自動車文庫さん
全く忘れていたのですが以前借りた三度目の恋を
わたしが紛失したといわれ(返したと思ったものの)
いつもお世話になってるから、喧嘩するほどの事でもないと
新しく買ってお返ししたのだけれど、やっぱり返却して
どこかの図書館の書棚から出てきた、ということでした
で、わたしが購入してお返しした本をまたお返しできます
と、言われたのですが、一度図書館の本になっているので
天付けにはゴム印が押してあるしラベルも接着してある
返して戴いてもわたしがとったみたいになるのでというと
ちゃんとマジックで消せますとおっしゃった。
いえいえもう大丈夫です。そのまま図書館の本にしてくださいと
お返事しようとしたけれど、これ母も好きそうだけど
母はもう読んだかしらとお返事ためらったその一瞬に
黒の油性マジックで。ショックでした。
マジックってそのマジック。いえいえなんだか綺麗に消せる
そういう特殊なものが図書館には準備されていると
思ったわたしが軽率でした。本が可哀そう
ラベルも同じように油性マジックでバツ印
いえ、そういうことを望んでいたわけでは。
本に申し訳ないことをしました
いつもいっぱい読ませていただいてるから
そのままお納めくださいと言えばよかった。



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