見出し画像

のどもと過ぎれば

ひらパーでのアトラクショントラブル
寒かったよね
大事にいたらずよかったと思うとともに
はしご車が届かず急降下させて救出の説明に
思い出した

10数年前
仕事である高層マンションの顧客に
書類を届けに行った
27階のその方の自宅からの帰路のエレベーター
夕方少し前で乗ってるのはわたし一人
1階まで直通のはずが
22階あたりでガタンと突然大きな音と衝撃で止まった
階の途中なので外に出られない
地震や停電の時は、と思い出し
とりあえずすべての階のボタンを押し
中央管理室に緊急連絡
センターから救助が来るまでの時間の長かったこと
その間にもう一回
なぜか再び急降下し次は14、5階にとまった
ああもうこれは今度落ちたら死ぬな、と思い
夫に電話して状況説明
以前観た映画を思い出し
真ん中にいたら
落ちたときつぶれてしまうから
とりあえず
筐体の側にからだを寄せ覚悟を決めた
こんなとき
わたしはなぜかとても冷静になる
しゃあないな、と思うからか
打つ手がないと開き直る
幸いセンターから来た係員が
手動で扉を開け
引っ張り上げてくれた
電気系統のトラブルだったらしい
それから1か月ばかりは
エレベーターに乗らず階段使っていたけれど
記憶が薄れるにつけ
トラウマにもならず
エレベーターを使い続けているのでした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?