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【2021年】パン屋2年目の振り返り

皆さんこんにちは、パン屋のサッちゃんです。
今年もジョージア州で所得税をなんとか納めました。
パン屋2年目、2021年度の売上はどんな感じだったのでしょう
今日はその売上を見ながら2021年を振り返りたいと思います

因みにパン屋1年目は、失業をきっかけに「えーい、やってしまえ!」と、半ば強引にスタートしたので、きちんと準備が整っていない状態でした。
パンの売上で翌週の材料を買い、残ったお金で必要な道具を揃えていたので、利益は殆どありませんでした。
そんなわけで、利益が出始めたのは2年目2021年からになります。
その売上にざっと目を通しながら、経営経験ゼロのパン屋がどんなTry and errorをしたのかを見ていきます



[2021年1月/販売5回]
売上 $2156.58 (月平均 $431.32/回)
支出 $1663.79
収益 $492.79 
※100を掛けるとだいたいの日本円になります

【振り返り】
・パソコン購入
記憶と勘を頼りに立てていたパンの製造計画を、パン数、小麦量、見込み売上などのデータを使って作り始める
・パン種類を増やす
来客数が減る冬場の客単価を上げるため、一回の販売に作る種類を10種類から15種類に増やす
・マスク着用をしない来店が多かったので、来店時のマスク着用とソーシャルディスタンスを呼び掛けした


[2月/販売4回]
売上 $2049.42 (月平均 $512.36/回)
支出 $667.19
収益 $1382.23

【振り返り】
・初セールを企画
バレンタイン商品をセール価格で販売。良い手応えがあり、このイベントをきっかけに新規客に繋がり、予約注文が増える
・焼き菓子販売を始める
予約が多く入り、当日販売するパンが足りなくなったため、即席で焼き菓子を用意。評判が良かったため、その後も焼菓子を販売する


[3月/販売4回]
売上 $2454.77 (月平均 $613.69/回)
支出 $995.07
収益 $1459.70

【振り返り】
・車の荷台を改造
予約パンを入れるコンテナが増えたので、車の荷台部分を平らにして積荷をしやすくした
・新商品の開発
使っていた小麦が手に入らなくなり、新しい小麦を使って新商品を作る
・予約方法の見直し
予約対応が大変になったので、予約方法、受取方法、支払い方法などを決め、メニューの告知と一緒にアナウンスするようにした結果、予約がさらに増えた
・イベント(Spring Craft Market )に初参加し、初めて一日で800ドルを超える売上げが出た


[4月/販売4回]
売上 $2106.58 (月平均 $526.65/回)
支出 $912.17
収益 $1194.41

【振り返り】
・人気の花屋がマーケットに来始めて、マーケットが賑わいだす
・余ったパンの対処法を開拓
天候や、他のイベントなどの影響で早々に売り切れたり、たくさん売れ残ったりと翻弄されることが多く、パンが余った時の対応策を幾つか開拓する


[5月/販売4回]
売上 $2624.61(月平均 $656.15/回)
支出 $929.80
収益 $1694.81

【振り返り】
・ワクチン接種のため、マーケットを一回休み
・所得税支払い
・パン道具の買い足し


[6月/販売4回]
売上 $3030.52(月平均 $757.63/回)
支出 $1082.61
収益 $1947.91

【振り返り】
・マーケットへの到着時間が遅いと注意を受ける
・冷凍生地を使い始めて、生地作りと焼成を2日に分けるようになる
・焼菓子を販売していた出店者がマーケットに来なくなり、焼き菓子の需要が増える
・出店料(1年分)支払い


[7月/販売5回]
売上 $3990.62(月平均 $798.12/回)
支出 $974.73
収益 $2208.31

【振り返り】
・商品の種類が増え、携帯電話を使ったカード決済が難しくなったので、タブレットを購入
・SNSを使った広告を出し始める


[8月/販売4回]
売上 $3183.04(月平均 $795.76/回)
支出 $974.73
収益 $2208.31

【振り返り】
・生産量が増えたので、パン生地用の冷蔵庫を買い足す
・他の出店者とのコラボ販売を試す(蜂蜜+サワードゥブレッド、ジャム+食パン等)
・マーケット開始時にFacebookやInstagramでライブ配信をして商品紹介を始める


[9月/販売3回]
売上 $2449.49(月平均 $816.50/回)
支出 $530.04
収益 $1919.45

【振り返り】
・9/4夏休みとる
・マイバッグ持参を呼びかける


[10月/販売5回]
売上 $4142.56(月平均 $828.51/回)
支出 $1183.01
収益 $2959.55

【振り返り】
・ハロウィンセールを企画。セールに向けて新商品を作り広告を出したところ、かなり手応えがあった。イベント+新商品+広告はかなり相性が良いと知る
・フードプロセッサーが壊れ買い換える
・人気の花屋がマーケットに来なくなる


[11月/販売3回]
売上 $2175.49(月平均 $725.16/回)
支出 $563.33
収益 $1612.16

【振り返り】
・11/20 感謝祭セール
・11/27感謝祭のため休み


[12月/販売3回]
売上 $2033.61(月平均 $677.87/回)
支出 $826.00
収益 $1207.61

【振り返り】
・微量計器を購入、試作のデータが正確に取れるようになる
・12/18クリスマスセール
・12/25マーケット開催場が使えなくなり、マーケットがお休み


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【2021年度】
売上合計$32,397.29
支出合計$11,313.84
収益合計$21,083.45
所得税   $2,825.00
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以上が2021年度の振り返りでした。
毎週、細かな点を色々と変えて、その結果を見ながら調整し続けるというTry and errorは今も変わりませんが
・パソコンを使った計画書作り
・焼き菓子の販売
・冷生地の使い始め
・セール企画
・SNSを使った広告
・予約販売

が、2021年度の大きな改善点だったと思います。

セール企画や広告を出すなど、自分から仕掛けた事も幾つかありますが、パンが足りなくなったから焼菓子を作り始めたように、問題に対応したことが結果としてその後の成長に繋がったことも多いように思います。
経験があると、こう言ったことに先手を打てるのだろうなと思うと同時に、問題が起きた時は成長のチャンスだと経験から知りました。

個人的な感想としては、頑張ったわりに余り数字(結果)に出ていなかったと、そして税金だけは大きかったと感じました。
2021年の目標として一回の販売で1000ドル(約10万円)を売れるようになりたいと思っていましたが、ついぞその目標はクリア出来ず最高でも900ドル弱。
「パン販売で1000ドル稼ぐって結構大変だな」と改めて実感しております

さて、2022年も4月後半です、すでに色々な変化が起きています。
これまで沢山の方に応援を頂きました、その応援に応えるためにも、またいつ何が起きても自分自身に悔いのないように2022年も全力で取り組んで奮闘したいと思います

何時も応援ありがとうございます♪


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