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MV『話が通じないな』制作話~夢とは何か、何を伝えるか~

はじめに

2021年5月31日、私監督のMV『話が通じないな』を公開しました。

▷予告

作詞・作曲・台本・キャスティング・絵コンテ作成・配信手続き・プロモーション・メイキング作成

制作をとにかく一人でできるところ場でやってみるという挑戦でもあり、とても大変なプロジェクトでしたが、その制作過程をつらつらと書こうと思います。

▷本編

↑ここで公開しております。まだ見ていない人はぜひ。


思い立った日

ねむれない夜に、映像と曲が一気に浮かびました。

その次の日に制作を開始します。

作曲

作曲は特に苦も無く、さらさらと出来上がりました。

作詞も降ってきた言葉をなるべく抽象的にまとめて作りました。

話が通じないな
私がおかしいかな
所詮この程度ならば
口も聞きたくないな
話が通じないな
私がおかしいかな
所詮この程度ならば
歌でも歌おうかな
遥かな時を超えて
あなたは私に問う
この星で生まれ死に
確実はそんなものか
ヒトが紡いだ記憶
歴史に未来を重ね
手を合わせ口ずさみ
過ちを見つめ願う

広がる宇宙を両手に乗せて
あなたにブーケを送りましょう
あぁ崩れる音聞こえる前に(静かに)あぁ
許されない罪を重ね
戻れやしない過去を憎み
出会い直したら話しましょう

いろんな解釈をしてほしいためにこのような歌詞にしたので、詳しくは語りません。

音楽制作の細かいところはかなりこだわったのですが、書くのがもう本当にめんどくさいので省きます。ごめんなさい。聴いてね。

映像

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カメラはいつも一緒に制作をしている、地代所悠に頼むことは決定していて(当たり前のように決まっていた)、その後の配役やアシスタントについてはまで決めていなかった。

頭の中の完成形を人に共有できるように、メモに残すようにシナリオ台本を書く。

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いつも思いつくストーリーは『よくある展開』なものが多く、どうしたら面白いことになるかを考えている。主人公がさんざん言われて、時を止めて歌を歌いだすなんてよくある話だなあと思いながらオチはどうしようかななんてことをずっと考える。

もちろん共感は必ず必要なので、わかりやすいよくある展開でなくてはいけないのだが..

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完成形のカメラのアングルを思い出し、すべて絵コンテに書く。

絵は得意ではないので、メモ書き程度の汚い絵コンテだが、説明を添えれば伝わるだろうと思い、とにかく書く。

写真と映像の大きな違いは、映像は無計画では全く撮れないということ。

舞台は本物の学校を借りることができたので、より効率よく短時間でいい映像を撮りきるが最優先だった。

絵コンテを書き終えて配役を決定する。

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アシスタント、役者に声をかけ、必要最小限の人数で制作に挑みました。

▷メイキング

伝えたいこと

『私たちは、夢に掃き寄せられて生きている』というテーマを最後に書かせていただきました。


主人公は、教室という閉鎖空間の中、先生により、現実を突きつけられます。

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その後時を止め、クラスの進路希望(夢さえも)ばらまいてしまいます。

たくさんの夢を投げます。

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その後、自分の世界を夜になっても学校に残り、自由に歌い上げます。

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廊下を走る、夢を踏みつける等様々なことを破っていき笑顔を見せます。

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踏みつぶして足跡をつけまくっていた他人の夢の中から、自分の夢をランダムに適当に選びます。『夢なんてなんでもいい、ひろったものにしよう』と決めます。

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適当に選んだはず、たくさんの夢を見ながら経験しながら結局自分のつかんだ夢は、【自分のもともとの夢】でした。

主人公の少女は、「適当に選んでも、どうせこの夢だったんだ」と言わんばかりに、怒りを交えながら、机に夢をたたきつけます。

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『許されない罪を重ね、戻れやしない過去を憎み、出会い直したら話しましょう』

と歌い、映像が終わります。


プロモーション

人を楽しみにさせるためには、時間が必要です。

なるべく前々から告知することにより、期待値は増えます。

真剣に取り組んでいること

時間をかけて制作していることを

なるべく早めからじっくり宣伝しましょう。


お客さんは作るものです。


最後に

たくさんの解釈をしてほしく、ここにもまだ書いていないことがたくさんあります。是非夢について考えてみてほしいです。


私は、どれだけ夢に足跡をつけてきても、結局は『音楽』に掃き寄せられて生きています。


終わりです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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