10年を超えた支援活動を振り返って『私流の子供達との向き合い方①』

私は、柔整師として患者様の身体ケアを行う一方で、少年団にて、水泳指導を行っておいります。今年で12年目。

コロナの影響もあって、2か月間離れたことで、初めてこの活動のこと、指導者としての在り方を考えました。

何度かに分けて、自分の指導内容を紹介します。
何かの参考になれば幸いです。

◆ 若気の至りから、子供達を傷つけた過去…。

私が所属し、指導している少年団は、自分自身が子供の頃にお世話になっていた水泳教室です。前回の記事を読んでいただいた方はわかるかと思いますが、唯一私が私でいられる場所でした。

18歳~20歳の時に、その少年団の後輩達へ指導をしておりました。対象は、小学校5~6年生。子供達にはとても好かれ、私も楽しいレッスンを続けていました。

しかし、自分が20歳の時に、中途採用で就職が決まりました。仕事と水泳時間が合わなくなり、練習へ行くことがなくなりました。ここでの私の失敗は、責任者の方へ連絡をしただけで、子供たちにしっかりと説明をしていないまま、離れたことです。

それから6か月後…一緒にやっていた少年団のコーチに偶然会い、一言言われました「あなたが見ていた子供達、みんなやめたよ」って…。

その時、自分が思ったことは、「人の歴史(人生)に少しでも関わったら、責任を取らないといけない」という事でした。私は、この経験で6名の子供達へ。

・大きな心の傷
・大人への失望
・楽しい時間、大切な時間を奪ったなど
あらゆる感情を与えてしまったことへのショックを受けました。

それから、「簡単に子供達へ指導や教育をするものではない」と思っていました。

◆ あれから10年、少年団の責任者に見つかり(笑)
 「また、指導をやらないか」と言われる。

29歳の時、とある神輿場で当時の少年団の責任者にばったり会ってしまいまいた。あの頃と変わらず、責任者であり続けていたと。そして、私へ連絡を取ろうとしたが、連絡先が分からなかったそうです。

私にとって、『指導をする』ということは、そう簡単なことではなくて、10年前の子供達への思いが強く、即決で「やります」とは言えませんでした。何度も何度もお断りをさせて頂き、それでも声をかけて頂きました。

そして、1年が経過…。最後に伝えて頂いた言葉に、自分の心が動きました。
「もう、あの時のことは、忘れていいから…。」と…。

◆ 『1秒でも関わりを持った子供たちを見捨てない』という覚悟から

本気で1年間。指導をすることを考えました。
子供達へ与える大人の影響は、とても大きいものであると知っていたから。一人でも多くの子供達を、大人のエゴで傷つけたくなかったのです。
だから、とても考えました。

責任を取る覚悟。子供たちの環境を守る覚悟。支える覚悟。見捨てない覚悟。自身の中で思い描くすべての責任を受け止められるように、責任と覚悟を持って、決断をしたのは、「お手伝いします」とお返事をした時でした。

1秒でも関わりを持った子供達を見捨てない…。
どんな時でも、助けを求めてきたら100%の愛で包んであげるように…。

ここから、10年ぶりに水着を購入して、いよいよ指導をすることに。

画像1

2018年の写真です。子供達と共に水に入り、一緒に泳ぐstyleは始めた当時から今も変わりません。

⇒②へ続く…。


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