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野菜を育てて収穫しよう

きっかけは草取りから

今の職場では、夏になると窓の外にグリーンカーテンを作ります。

私が作っているわけではなく、準備をしてくださる方が他にいて、私たちは苗を植えるときにお手伝いをするくらいです。去年までは、苗を植えるときだけ参加したら、あとは時々誰かが収穫してくれたものを持ち帰るくらいでした。

それが今年は、仕事の合間にふと畑を眺めると、雑草がどんどん生えていることに気づきました。そして、昼休みの時間や畑の横を通るついでにちょっとずつ草取りをしてみました。どうせ全部は取り切れないので、10cm四方くらいのほんとに小さい範囲から。

そのうち、草を触るだけでもデスクワークの気分転換になることに気が付き、特に疲れが溜まったときは草をプチプチ抜いて、ストレス解消してました。

そうこうしているうちに実がなってきて、今までは収穫を人任せにしていたのに、自然と自分で収穫しはじめていました。

収穫の喜びを覚える

収穫はかんたんで、実がなってるなと思ったらザルとハサミを持って外に出て、食べられそうな実をチョキチョキ摘んでいくだけです。

高いところにできたゴーヤは、高枝切りばさみを使います。なお、ここで人生初めて高枝切りばさみの使い方を覚えたので、ひとつスキルアップしました。

採れた野菜は、適当に袋分けして職場の人に持ち帰ってもらいます。他の部屋から訪ねてきてくれた人にも配ります。

ここで気づいたのは、野菜って、男女問わず、意外と誰にでも喜んでもらえるということです。お菓子とかより万人受けするのでは?というくらい反応が良かったです。自炊しない派の人や家に畑がある人はちゃんと断ってくれるので、この人は野菜なんかいらないかな?という先入観を捨てて話しかけてみると、実は料理好きだったり、知らない調理法を教えてもらえたり、今年は野菜が高騰してると話のきっかけになったり、いろいろ会話が生まれました。思いがけない副産物です。

一番の気づきは、誰かの採った野菜をもらうだけの時より、自分で採った野菜を誰かにあげるときの方が明らかに喜びが大きいということです。自分も野菜をもらえることに変わりはないので、自分で採った方が幸せになれてお得です。

自分で畑を作れなくてもいい

苗の調達、支柱の準備、土作り、肥料の追加、水やりホースの準備、道具の準備など、私にはわからないことは全くお手伝いはできていません。作ってもらった畑に乗っかり、誰にでもできる草取りと収穫だけを、しかも自分のやりたいときだけ楽しませてもらいました。

畑づくりはそんな無責任なことではだめ、楽なことだけするなんて図々しい、などという引け目が、去年まではあったかもしれません。でも実際には気が向いたときだけ畑に出るのでも喜んでもらえるし、もしかしたらこれが将来自分で畑を作れるようになる何かのきっかけになるかもしれないし、まずは楽しいことだけでもいいのかもと思えるようになりました。

採った野菜を食べてみる

採れた野菜でこのような料理を作っていました。収穫は楽しいし節約にもなるし栄養は取れるしで、良いこと尽くしです。

緑の野菜は、ひもとうがらしという奈良在来の大和野菜だそうです。今年の畑で初めて出会いました。いまの時代、初めての野菜に出会ってもいくらでもレシピが検索できるので困ることはありません。

なお、自分は料理しないという人は、野菜を誰かにあげるだけでいいと思います。自分が野菜を食べなくても、他の人が喜んでおいしく食べてくれれば、それだけでも楽しいので。

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水栽培はとっても気軽

私のように、飽き性だし、庭もないし、土を買っても後で絶対処分に困る、という場合、水栽培が簡単です。

豆苗やネギなど、食べたあとの根っこを水につけておくと再生するって言いますよね。家にあるタッパーやお皿を使えばいいので、なんの準備もなくあっという間に収穫の喜びを味わえます。

いま家にある豆苗がこれだけ育ちました。もう伸び過ぎなのでこれから収穫します。豆苗は炒めてもいいし、料理する気力がなければレンジでチンすればおひたしになります。汁物に入れてもいいし、彩りにもなるし。

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これなら飽きてもすぐにやめられますよね。

また気が向いたら何か育ててみようと思います!

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