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#44 内申点をとる才能 〜拝啓中学3年生のわたしへ

今日は中学3年生のわたしへ

このシリーズは、わたしが過去の自分に対して、手紙を書くように、自分の気づきや大切にしたいことをしたためていく、100日note投稿チャレンジです

キョキョとスイミングに行った帰りに、じいじの車に乗せてもらっている時。何かの話の時に、
「どうせお前はどうにかする力でどうにかするんだろ?」と言われた。

「そんなイメージだったっけ?」と聞いたら
「中学生のとき、あの先生はこうやって内申点取ればいいって弟に指導してたって話聞いたよ・・・」みたいな話が出てきた。

え?そうだっけ?あんまり覚えていないな、と思いながらも、中学校の最後の方は、そういう感覚は持って動いていたのを覚えている。

わたしは、中学2年最初ごろまで中位の成績だった。途中、塾に入ってから塾の先生たちとの相性がよく、めちゃくちゃ勉強が楽しくなったこと。がんばればわかりやすくテストの点が上がることが面白くてけっこうしっかり勉強するようになった。結果、中2後半の成績と、中3の成績がかなり良く取れたので、難しい進学校に行くことができた。

ここでポイントだったのは、神奈川県は内申点がテストの点数の何倍か反映される点だった。私はテストに本当に弱いので、当日も残念なテストの点を取りながらも、内申点のおかげでギリギリ合格することができた。(別のオチは最後に書くけど)

内申点はどうやって取るのか。
それは、先生ごとに、先生が評価するアウトプットを出すことだと考えていた。夏休みの宿題で小説を書いた方が、短歌を書くより点がもらえるとわかっていたら、20枚の原稿用紙に小説を書いた。漫画風の絵が描きたくても、先生が嫌いだと知っていたので先生が嫌がらないテイストで、思い切り好きな色を使って絵をかいた。小テストの点が影響する先生は小テストで絶対落とさないように練習した。

たぶん、そこまで意識してやればみんな取れてしまうのだろうけれど・・・わたしの場合は、360度無理だと思われていた高校に入れたらパソコンを買ってもらえるという約束もあったので(親は絶対に無理だと思っていたので、けっこう無茶なお願いを聞いてもらえた)、本気でやったのだった。

この能力は実はいろんなところで使えている!
新卒で会社に入る時も、テストで落とされたらアウト。面接まで行ったら必ず通っていた。ある程度、相手が求めているものがわかる力があったのだと思う。


今、娘を育てていて、怒られると過剰に嫌がることがあるので、どうしたものかと思ったり、厳しい人の元では難しいのではと思ったりすることがある。ただ、自分を振り返ってみれば、おそらくこの内申点の話も、育った家でじいちゃんばあちゃんの喧嘩が盛んだったり、親の顔もある程度読んで過ごしていたことで、相手が求めているものを読み取った方が安全だったからもあるのではと思った。
だとすると、娘においても、いろんな環境で洗礼を浴びることは、彼女の能力を逆に引き出すことになるかもしれない(娘は私以上に相手の感情を読むのが得意だと思う)。


わたしの、内申点をとる力は、ビジネスに照らし合わせると、まだ100%使えていない気がした。それは、周りの目を気にしているからかもしれない。決めてしまったら、決めてしまったところに向けてぶっちぎることもできる気がしてきた。


ただ、この話にはオチがある。
バチバチの進学校に進んだものの、先生の機嫌をとるタイプの戦略がまるで通じない学校だったのだ。しっかり点数が出て、それによって赤点だったら有無を言わさず補講だった。自分の能力がことごとく使えない毎日で、勉強を早々に諦め、ちゃんと勉強しようと思っても中学の時のようにあう塾にも出会えず、たいして身が入らないまま大学受験に。たくさんの大学を記念受験して、落ち、結果的に、自分にはバッチリあっていた当時の大学に入ることになるのだった。

つまり、必ずしも、内申点の才能をフルに活かし、高校受験に受かったとしても、その先が最高の結果だったかはわからないのだ。
のでので、今から私が内申点をとる力を使うにしても、どこに向かってこの能力を使うことが自分にとって幸せなのか。それを考えることが必須だと思った。

中学生のわたしへ。この時期はわたしの黄金期なんだけど、この時期に発揮していたいろんな力は本当に今考えても驚くものばかり。
ぜひご指南いただきたいものだ。目指すものを決めろって?やっぱりそうだよね。そこからやります。

読んでくださっているあなたも、きっと当たり前にやってきた過去の何かは、他と比べると天才的であり、現在も必ず活用できる何かになるに違いない。イメージがつかない人はぜひ一回お話ししましょう^^

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