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なんでもない日、幸せの匂い -アイディアの可能性-

ひとまずこちらを御覧ください。

多くの人の記憶にある「家」での風景。
そこには、昔も今も同じ空気が流れている。
それぞれの家の「時計」が家族の風景を見つめ、時を刻む。

しかし、いくつかの家族の風景を描きつつも、そこに人間は登場しない。
「当たり前の風景だからこそ尊い」というメッセージは、保険会社にとってはとても強いメッセージ。

なんでもない日。
かけがえない日。
守りたいことがある。

「なんでもない毎日」とせずに、「なんでもない」としたのか?
勝手に考えるに、それだけ1日、1日が、かけがえのないものという印象を与えるためだったのではないのだろうか。
そして最後の「守りたいことがある。」の文字の出し方。


“できない事”に目がいきがちで行き詰まった頃、先月テレビでこのCMに目を奪われ、脳天かち割られたような衝撃をうけました。
「仕方なく」こういう表現になったのではない。きちんと伝えるべきことを「この表現だからこそ伝わったこと」があったのではないかと。

コロナ禍の中、撮影方法が制限される中だからこそ生まれたアイディアなのかな?などと邪推しつつも、アイディアでここまでできるんだと、アイディアのもつ可能性について、個人的にめちゃくちゃ勇気づけられた映像です。
恐らく、2020年わたし史上1番のコンテンツじゃないかと思っています。

※個人的には、16:14の「宿題やったの?」のシーンがスキです。


おまけ1)どう考えても反則な日本生命のCM

全然関係ないのですが、カツセマサヒコさんが「エモいって言葉好きじゃない。使ったら職業的に敗北」みたいな事を言ってたの、とても共感しました。

おまけ2)若年層向けの施策もやっているよ 

TikTok使う世代に対して、どこをKGIに設定しているのか興味あります。そして、ケロポンズは不滅です!

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